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本泥棒

時はナチス政権下のドイツ。

焚書を盗んだことがきっかけで字が読めなかった

少女リーゼルが養父ハンスに読み方を教わり、

地下にかくまうことになったユダヤ人青年マックスと共に

言葉の楽しさに開眼していく。

マックスがヒトラーの「わが闘争」のページを

ペンキで白く塗りつぶして、その上にお話や絵を書いて

リーゼルに見せる場面は大いに皮肉がこもっていて感動。

語り手は死神の“わたし”というユニークな設定で

“わたし”が人間の魂を拾い集めて忙しく歩く場面は悲しい。

登場人物たちと一緒に危うい時間を生き抜き、

読後には深く胸をえぐられるような思いと戦争への憎しみが残る。

言葉がユニークで美しく、盗みたくなるような表現が多い。

ミステリではないけどマイベストセラーになりそうな一冊。Dsc01866

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