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トラウマ

リーディング仕事はナチス関連フィクションらしい。

この頃、書店でもなぜかナチスものはよく見かける。

世紀のタブーであるヒトラーはじめSSについては実は少々興味がある。

嫌悪犯罪というのはいつの時代でもあるけれど、

それを組織だって全ヨーロッパで展開してしまったナチスとは何だったのか。

金髪、碧眼、長身のアーリア系を絶対視するヒトラー自身が

似ても似つかない姿形だった大きな矛盾。

おぞましく吐き気を催すナチスの残虐行為に目を覆いたくなる反面、

つい指の間からのぞき見てしまう感覚。

人は誰しもヒトラーになりえるダークサイドを持っていて、

ヒトラーやナチスを断罪するだけでは人間の罪は贖えない気もする。

思えば小学校四年生の時、家にあった一冊の本に衝撃を受け、

初めて眠れぬ夜を経験した。

「決して忘れはしない」という白黒の写真集。

こんな死に方をするのかもしれない、と恐怖に震え、

留守番を嫌がるようになり、

習っていたピアノ曲まで嫌いになってしまった。

ちなみにその曲はブルグミュラー25の練習曲「舟歌」。

もうイントロのところでダメ。

あれから私のメメント・モリが始まった。

私にとって世界一怖い本。

Kesi

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