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法人類学者デイヴィッド・ハンター

珍しくめちゃくちゃページターナーな本だった。

ドイツ在住の日本人翻訳家の方のブログで

お薦めだというので、邦訳を発見してゲットしてみた。

主人公は死体鑑定の専門家ハンター。

ある悲惨な事件の後、大都会ロンドンを離れて田舎にひっこみ、

町医者をやっている。

そこで奇妙な儀式を施された腐乱死体が発見されたことで

封印していた検屍仕事をやらざるをえないはめになり、

事件に巻き込まれていく。

田舎特有の閉鎖性を背景に、人間心理も掘り下げ、

ええ、それでどうなるの?という絶妙な展開で

とにかく矢も盾もたまらず一気読み。

翻訳もうまくてとても読みやすい(羨ましい)。

ラストの大ドンデンは少々蛇足な気がしたけど

最近では珍しいくらいおもしろい本だった。

シリーズものらしいので次作も楽しみ。

著者はアメリカに現実にある法医学トレーニング施設

「死体農場(ボディファーム)」での

体験をベースにしたというからますます興味深い。

次の刊行は未定だが、ぜひ続編を紹介したいと

あとがきで訳者がさりげなく出版社にプレッシャーかけてるところが

同業者として大いにうなずける。

わたしも拙訳書「赤と黒の肖像」のあとがきで続編のことに

ふれたんだけどどな~

売り上げが伸びないと版権とってくれないからな~

しかし、夜更かしすると頭がぼうっとしていけない。

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