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エレジー

初老の大学教授と若い女の愛の物語。

こういった年の離れた男女の恋愛話にありがちな

老人の若さへの憧れとか、若い恋人に簡単にポイされるのではないかと

恐れおののく妄執を描いているだけかと思ってたが、

老いとはなにか、結婚とはなにか、

もっと深いものを考えさせられる内容だった。

何よりグサリときたのは

人と何かを築いていくことのできない主人公の大学教授の

どこか自分と似通った生き方。

結婚生活も続かず自ら妻子を捨てて逃げ、

都合のいいセックスパートナーとは長年続いている一方で、

若い恋人から家族に会って欲しいと言われてうろたえる。

どうせ若い女相手の恋に将来などないと自分に言い訳し、

結局、足を踏み出せない。

堅物の息子から不倫をしていると相談を受けても

すべてのアドバイスがそらぞらしい。

なんでも話せていた親友の突然の死に右往左往し、

人との関係を正面からきちんと対処してこなかった

人生のツケが回ってきたといったところか。

原作はフィリップ・ロスの「ダイング・アニマル」

人間は「死にゆくけもの」であるというタイトルからも

人生の時間の経過におけるさまざまな思いが感じられた。

使われてる音楽も印象的だった。

Dsc02350

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