« ヘンな食べ方 | トップページ | 東京骨灰紀行 »

ザ・リンク

1980年に小型生物の完璧な状態の化石がドイツで発見された。

長い間、個人コレクターによって死蔵されていたが、

なんとこれが4700万年前に初期の霊長類が

現在のヒトとサルに分岐しようとしていた

時期のものだという。

アフリカで見つかったあの有名なルーシーよりももっと古い。

イーダと名づけられたこの化石は

胃の内容物までしっかり残っていて、

霊長類の進化の過程を身をもって示している。

つまり進化の前と後の両方の特徴をもっている中間の種、

ミッシング・リンクなのだ。

大変おもしろかった。

化石が見つからなければわからない研究だけに、

まだ他にも何か出てくるかもしれないと思うと結論は断定できないが、

人類のご先祖さまであるイーダの話だけでなく、

地球の生物の進化、気候・地形・土壌の変化、など

子供の頃に読んだ“せいぶつのしんか”をおさらいするようで楽しい。

地球上の生物の最高峰に君臨するといわれる我々人類も、

元を正せば進化という摩訶不思議な秘儀から生まれた

ひとつの種にすぎない。

考えられないような遙か昔に思いをはせることができる

ロマン溢れる書だ。

51n0z5sehkl__sl500_aa240_

|

« ヘンな食べ方 | トップページ | 東京骨灰紀行 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/197391/46926840

この記事へのトラックバック一覧です: ザ・リンク:

« ヘンな食べ方 | トップページ | 東京骨灰紀行 »