« 孤独の科学 | トップページ | シャイニング »

白バラの祈り

1943年公然とナチを批判し、戦争をやめさせようとした

白いバラ抵抗運動のメンバーで、兄ハンスと共に処刑された

ゾフィー・ショルにスポット当てたドイツ映画。

取調べで最初は徹底的にシラを切り、

やっとビラを作成し、配った事実は認めるが、

今度は仲間を名前を吐けと言われると、

あくまで兄とふたりだけでやったことだと言い張る。

残酷な拷問場面が出てきたら、嫌だな、嫌だなと思いながら

見ていたのだけど、ほとんど会話だけのシーン。

人間の良心と正義を説くゾフィーと、

ヒトラーのおかげで生活が良くなったという刑事モーアの

緊迫感あるやりとりが続き、ものすごい迫力。

法廷で判事にドイツ国民の恥さらしだと非難されても、

ナチの蛮行を糾弾し、ドイツは戦争に負ける、と断固として揺るがない

ゾフィーとハンス。

半ばヒステリーと化した判事の方が哀れなほど取り乱して見えた。

もちろん判決は有罪、執行猶予なしで即処刑。

ひとりになると死の恐ろしさに慄き、両親を憂えて涙する

若干21歳の女性に、どこからこれほどの強さが生まれるのか

ただただ驚くばかり。

きっと彼らだけでなく、こういう良心が

ドイツのあちこちに現実にあったのだと、

そして、決して決して忘れてはいけないことだと、

思い知らされる。

P.S:ちなみに処刑方法がギロチンだったのに驚愕した。

(もちろんその場面は見せませんが)

1943年だよ。とっくの昔に廃止されてたのかと思ってたので。

で、ちょっと調べてみたら、

ホントにわりと最近までこの方法が採用されていたのを知った。

|

« 孤独の科学 | トップページ | シャイニング »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/197391/48101197

この記事へのトラックバック一覧です: 白バラの祈り:

« 孤独の科学 | トップページ | シャイニング »