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デス・コレクターズ

2000~2009年までのベストミステリNo.1に選ばれたもの。

1972年、芸術家で連続殺人鬼のマーズデン・ヘクスキャンプが、

狂信的な取り巻きのひとりに法廷で射殺される。

そして30年後、アートのように装飾された女の死体が見つかり、

マーズデンの作品がヒントになっていることがわかる。

彼の取り巻きたちのその後、

連続殺人犯や殺人現場の“遺留品”を集めるコレクターたち、

それを仲介するおぞましいビジネスが絡み、

事件は不気味な様相を呈していく。

事件の内容は異常だが、

芸術家という人種の光と影、

主人公とその兄との哀しい関係、など

人間の秘めた複雑な情感も見逃せない。

過去の亡霊がよみがえるような悪夢の描き方が、

大変におもしろかった。

ジャック・カーリィ著、三角和代訳(文春文庫)

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