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寂聴さん

米寿にして、辻説法に全国を飛び回っている、

かくしゃくと元気な瀬戸内寂聴さん。

最近、彼女の本をちょっと読んでみた。

なんとも美しい日本語に、久しぶりに新鮮な気分になった。

ムダなものをそぎ落とす、という行為がいかに大変か、

凡人には思っていてもなかなかできないことだが、

人間にとって真の幸せは何か、と考えると、

やはり身ひとつということに尽きるのだろう。

“捨てた、捨てたと意識に上がるうちは、まだ捨て切れていない”

“髪もなく、化粧もなくなった五十代の女の顔は、

それこそ真剣勝負のようなもので、人間の中身だけが

くっきりと出てしまう”

など、別に得度していなくても、ぐさぐさくることばかり。

でもそぎ落とすと見えてくるものもある、というのは

まったくその通りだろう。

死んだら何も持っていけない、と常々思っている。

でも生きているうちの煩悩もこれまたしかり。

人間は因果な生き物。

妙に大きな脳を与えられたが故に

悩むという宿命を与えられたのだろう。

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