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ゼロから始める都市型狩猟採集生活

実際に路上生活をしてみて、

達人たちからさまざまなノウハウを訊き込んだ

路上生活のすすめ、という内容の本。

いやはや、都会のロビン・クルーソーたちの、

捨てられている“都市の幸”を利用しての、

それは見事な生活術の数々。

それを浅ましいと見るか、逞しいとみるか、

人それぞれだと思う。

しかし、今、都会に生きている人間で

天変地異が起こって、本当に身ひとつになってしまった場合、

自力で生き残ることができる人がどれだけいるだろう?

自分のことを考えてみても、

食べ物も、衣類も、住居も、すべて、他人が作ったものだ。

路上生活者たちの座右の銘

「人間、どんな状況になっても、ぜったい生きていける」

どこの大学へ行け、どこの会社へ行けだの、

そればかりで、こんなことを言ってくれる人は

今まで誰もいなかったと、著者も書いている。

この本の内容を真似することはできないだろう。

でも、“みんなと同じ”という世間の常識ではなく、

人間にとって本当に必要なものは何か、ということを

常に考えるスタンスは大切なのではないか。

路上生活者たちは悲観的な人たちばかりではない。

世間の常識にがんじがらめになり、

ローンや会社に追われ、壊れてしまう人たちと比べて

どちらが幸せか、考えさせられる。

坂口恭平著(太田出版)

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