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妖談

なにこれ?

最初の話を読んだ時、ヘンな本だと思った。

短編というより、掌の小説というくらいの小品の集まり。

幽霊が出てくるわけでもない、怪異が起こるわけでもない。

起承転結もなく、なんのことはないことを

シラッと綴っているのだけど、それがコワい。

人間の金銭欲、性欲、権力欲、独占欲、虚栄心など

醜い部分を、これでもかというくらい語る一方で、

ささやかに生きていけるだけの金があればいい、

社会の底辺で下働きをしている方が楽である、

とか言ったりする。

ヘンな話ばかりなのに、先が気になってしかたがない。

なんども面妖な本だ。

車谷長吉(文藝春秋)

9784163295909

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