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イングロリアス・バスターズ

久々、タランティーノの映画。

ナチスに家族を殺されたユダヤ人女性、

残虐な方法でナチを血祭りにあげまくるアメリカの秘密特殊部隊、

ドイツ人側レジスタンスなど、が蠢きながら、

ナチスを追い詰めていく内容。

それぞれ独立した小話が、最後にひとつにまとまっていく手法だが、

そこはタランティーノ。やはり、一筋縄ではいかない。

彼特有のはちゃめちゃ色はなりをひそめて、

きっとどっかで、おちゃらけるんだろうという期待を裏切り、

最後まで緊張感をはらんだ描き方だった。

残酷な加害者であるナチスを、

無垢な被害者であるユダヤ人が

めった切りにする痛快映画という図式では、

図れない何かがあった。

“いい者”のはずのアメリカ人、ユダヤ人たちの、

ナチスの成敗の仕方が、やたら残酷に映ったのは

気のせいだろうか。

イングロリアス・バスターズ

=名誉もなにもあったもんじゃない野郎たちは本当は誰なのか。

深読みすると、人間はここまでなれるのかという根源的な

ものを表しているような気もする。

ちゃんとドイツ語、フランス語を話せる俳優陣を

使っていたのも、珍しいし、

ドイツ人に化けたイギリス人が、

数を示す時の指の立て方でばれてしまうシーンなども

芸が細かかった。

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