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英国王のスピーチ

現在の英国エリザベス女王のパパ、

ジョージ6世(即位前はヨーク公アルバート)のお話。

吃音に苦しみ、人前でしゃべるのが大の苦手な彼は、

これを克服すべく、

しぶしぶ言語聴覚師ライオネル・ローグの門をたたく。

そして、すべてにおいて型破りなライオネルとぶつかり合いながらも、

封じ込めていた自分を解き放っていく。

そんなさなか、父さんのジョージ5世が亡くなり、

兄ちゃんのエドワード8世も、シンプソン夫人との

世紀の恋を貫き、さっさと王位をポイ。

次男坊の彼にまさかの王位が転がり込んできた。

しかも、世はヒトラー率いるナチスドイツとの戦争前夜。

おまけに内閣総辞職で、途方にくれる王を最後まで助けたのが、

やはり、ライオネル。

そして、ついにドイツとの戦争に突入することになった

不穏な気持ちを抱えるイギリス国民の前で、

感動的なスピーチをこなす。

強大なヒトラー勢力と戦うに当たって、

本当はジョージ6世自身が一番怖かったと思う。

だからこそ、このスピーチは、彼自身の恐れを

克服することと重なる。

ある意味、今の日本にタイムリーな映画だった。

いかに、国王たるもの、

国民に対して、毅然と明確な言葉を発し、

共に前に進んでいかなくてはならないかを示していて、

じわじわと生殺しにされそうな戦争状態と言ってもいい

今の日本のspeechlessなリーダーを揶揄するかのよう。

本当はイヤなんだけど、という、

極めて人間くさい王族をよく表していた

コリン・ファースに大きな拍手を送りたい。

そして、なんといっても、殺しても死にそうにない

バルボッサ=ジェフリー・ラッシュの

包み込むような友情に、思わずぐっときた。

ラストのスピーチに重なっていた、

ベートーヴェンの交響曲第7番第二楽章も

胸にしみる。

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