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第2回翻訳ミステリー大賞決定

20日の夜、ミステリー大賞の授賞式があり、

行ってきました。

その場で投票した翻訳者たちの名前を読み上げ、

開票していったので、誰も結果はわからずけっこうドキドキ。

で、圧倒的な票を集めたのが、

ジェラルディン・ブルックス『古書の来歴』

古書~というタイトルからして、わたし的にはすごく惹かれ、

感動の大波に洗われるような読後感に、これに投票しました。

やはり女性票が多かったような気がした。

今年はどれも秀逸で、他の候補作についてもかなり悩んだ。

デイヴィッド・ベニオフ『卵をめぐる祖父の戦争』

これが大賞を取るんじゃないかと思ってた。

笑いと、残酷な現実描写がうまく、サスペンス要素もばっちり。

ドン・ウィンズロウ『フランキー・マシンの冬』

これはとってもおもしろかった。

なんといっても、フランキーのキャラがいい。

ボストン・テラン『音もなく少女は』

辛く苦しい内容で、とても耐え難いのだけど、

雑草のように踏まれても倒されても強く生きる女たちの再生話として、

今、タイムリーな気がする。

ルイス・ベイヤード『陸軍士官学校の死』

謎解きという意味で、今回、これが一番ミステリっぽかったのでは。

若きポーが活躍するのがよかった。

大賞は逃したけれど、見事な本が揃っているので、

これからでも、ぜひ読んでみてください。

それにしても、投票者数が60弱とは

なんだか、寂しい気がしたのは私だけ?

で、今回のスペシャルゲストとして、

作家の法月綸太郎さんと三津田信三さんが来ていた。

けっこう、翻訳ものを読んでいるとのことで、

特に三津田さんの話がおもしろかった。

翻訳者や編集者もそうだけど、

作家って、なんだかちょっとヘンな人多いね。

人のことは言えないので、あくまでもいい意味で。

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コメント

いけなかったので一部中継を見てましたよ。
私が見てたとき、ちょうどお名前読み上げられてたから、あ、同じだ!
と思ってました~

私も「卵」あたりだと踏んでいたので
マイノリティー覚悟で投票したんだけど
意外な大差でしたね。

そして総投票数には正直がっかり…
本屋大賞にはほど遠いのお~~
そんなあたりの話は昨日でたのかしらん?
MLあたりに流してくださいませね~

投稿: うなみ | 2011年4月21日 (木) 12時35分

投票数については特に何の話もありませんでした。
去年どれぐらいだったのか覚えてませんが、
あまりの少なさに、正直言って賞としての意味があるのかどうかよくわかりません。
でも、何もしないよりはいいでしょうね。少しでも注目してもらわないと。
といっても、メディアではほとんど取り上げられてないようですけど。
Jミステリにはない雰囲気を味わえて、
ガツンとくるいい本ばかりなのに、もったいない。

投稿: konohazuku | 2011年4月22日 (金) 10時18分

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