« 東北の思い出 | トップページ | 無情 »

一ヶ月

未曾有の大震災から、早一ヶ月。

3月はまるで風のように、あっという間に通り過ぎていった。

つくづく感じたのは、自然を前に絶対はありえないということ。

年月をかけて作り上げてきたものを、

ほんの一瞬で根こそぎ破壊していった。

こんな力の前にやはり人間は無力であり、

その運命を受け入れるしかない。

確かに自然という神にとっては、

人間は愚かで、強欲で、不完全なもので、

いつか滅ぼしてしまわなくてはいけない存在なのかもしれない。

それでも、この世にある以上、生きる権利はあり、

やすやすと殺されるわけにはいかない。

そのための英知を結集しなくてはならない。

と、これは石ノ森章太郎の大好きな『サイボーグ009』からのセリフ。

そして、当たり前なのだけど、

世の中なんでももちつもたれつ、

ひとりでは生きられないのだと痛感する。

モノを作る人、それを入れる容器、

運ぶ手段、どれが欠けても末端に届かない。

そして、もうフリントストーン時代に戻れない現代の

エネルギーの問題。

自力では寒さや暑さをしのげず、皮膚も強くなければ、

体力もない人間が、どうするのか、工夫がいる。

このたびのことを、大変なことがあったね、と

忘却の彼方に押しやることはできない。

すべての日本人が、

これまで当たり前だと思っていたことの根源を

叩き直さなくてはいけないような事態なのではないか。

一ヶ月たとうが、一年たとうが、終わらない。

誰も忘れてはならぬ。

|

« 東北の思い出 | トップページ | 無情 »

ひとりごと」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/197391/51359669

この記事へのトラックバック一覧です: 一ヶ月:

« 東北の思い出 | トップページ | 無情 »