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慟哭

昨日の新聞の身の上相談に

女子大生からの投書が載っていた。

あの日、津波にのまれそうになって、

祖母と逃げたけれど、途中で逃げ切れなくなった

祖母にひとりで逃げろと言われて置いてきてしまった。

その結果、祖母は亡くなった。

祖母を見殺しにした自分を呪い、

これからどうやって生きていったらいいのか

わからない、というもの。

言葉が出ず、涙があふれて止まらなかった。

死ぬとわかっていて大切な人を置いていけるだろうか?

一緒に自分も死ねるだろうか?と

何度も自分に問うてみる。

映画や小説の中ではよく見られる場面だが、

現実に自分の身に起こったら、自分ならどうするだろう。

答えの出ないこんな残酷な選択を、

彼女は現実にしなくてはならなかった。

なんて残酷な、なんて耐え難い。

人がひとり死ぬということは、

こういうことなんだ。

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