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マン・オン・ワイヤー

今はなき、ニューヨークのワールドトレードセンター。

このふたつのビルをワイヤーでつなぎ、その上を渡るという

クレイジーな冒険に乗り出した大道芸人フィリップ・プティ。

その無謀な計画から実現までを追ったドキュメンタリー。

いやはや、世の中にはホントに

突拍子もないことを考える人がいるものです。

子供の頃から高いところに登るのが好きだったとはいえ、

まず誰もが絶対にムリだと思うだろう。

それをおもしろいじゃないか、やってやろうと思う

精神状態とはどういうものなのだろう。

そもそもふたつのビルにこっそり忍び込み、

ワイヤーを張ることからして、不可能に近い。

時間をかけて計画を練る、そのバカバカしさというか、

執念というか、どうにも形容のしようがない。

協力する友人たちのノリと、やっぱりダメかもという

裏腹な心の揺れもすごくよくわかる。

もちろん、無事渡り終えた後、フィリップは逮捕されるわけだけど、

イギリスのストーンサークルを密かに作っていた

ふたりのじいさんのユーモアと同様、

善悪はともかくとして、なんとも素敵なジョークだ。

どうしてこんなことをしたのか?と訊かれ、

理由なんてない、と答えるフィリップ。

それが彼の生き様だからなんだろう。

“人生はエッジを歩いてこそ価値がある”

とはすごい言葉だと思う。

社会の規則にならされることを拒み、繰り返しを拒み、

すべての発想を挑戦ととる。

不可能だと思うとよけい力がわく、

こういう精神力を持った人は、人生が何倍も楽しいだろう。

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