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プチ断捨離

プチ断捨離も兼ねて、家の中をゴソゴソ整理している。

もう、今は買えないが、

勤め人時代に、けっこうな金額をつぎ込んだ

アクセサリーなどが、わりとたまっている。

どーせ、二束三文だけど、

ほとんど稼動してないのなら、別にいい。

こだわりを捨てて、すっきりシンプルに。

とはいっても、簡単にそれができれば苦労しないのだが。

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ささやかに40周年

今年結成40周年の我がクイーン。

NHKのSONGSで、今日クイーン特集をやっていた。

現在のブライアンとロジャーのインタビューも交え、

懐かしの映像を、ホントにささやかに流してた。

しかし、相変わらずクイーンはステージ衣装のセンスが悪い。

初期の頃は良かったのに、だんだんおかしくなってきた。

スタイリストとかいなかったのか。

あんなに若くて美しかったブランアンとロジャーも、

今はすっかりジジイになっちまって、

もう、60過ぎてるんだから、しょうがないよねえ。

ま、こっちも人のこと言えないし。

フレディが生きてたら、いったいどんなジイさんに

なっていたんだろう。

すでに40代前半で、頭頂部が薄かったから

もうすっかり更地になっていたかもしれない。

彼の場合、いかにもゲイっぽくてそれもまたいいかも。

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プチ営業

思い出したように、ささやかな営業をする。

年賀状、暑中見舞いはもちろん、

時々、お伺いをたてて、

こんなおもしろそうな本があるんですが、と

水を向けてみる。

ぜんぜん知り合いのいない出版社に

おたくのこの本はおもしろかったと褒め、

どさくさにまぎれて翻訳歴を送りつける。

有名な翻訳家ならまだしも、

翻訳モノが風前の灯である昨今、

たとえ、数冊の実績があっても、

更なる仕事に発展するのはなかなか難しい。

名刺を交換した相手の編集者が

相次いで翻訳とは関係のない部署に異動になったり、

退職してしまったりしている中、

ホントにもうダメかと心が折れそうになる。

こないだレディー・ガガが言ってた。

自分だけがまわりにいじめられてるように思えることがある。

でも、人に本当の自分をわかってもらうのは難しいのだから、

自分のやっていることに自信をもってと。

これの繰り返しなんだけどね。

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平泉

平泉が世界遺産に登録される。

この地は個人的にとても思い入れがある。

訪ねたのはもう20年以上も前のこと。

前にも書いたが、義経フリークしてたので、

まずは終焉の地である高館義経堂に登った。

弁慶の立ち往生で有名な衣川と北上川がぶつかる

美しく雄大な景色を、義経主従も最期に見たのだろうか。

しばしたたずみ、彼らの心中に思いをはせる。

それから中尊寺へ。

本堂、金色堂へ向かう参道は、うっそうとした木々に囲まれ、

荘厳な雰囲気。できることなら、藤原三代(正確には四代)

のミイラをぜひ見たいのだけど。

そして最後に毛越寺へ。

実はここが一番印象に残っている。

何もないところなのだ。

広い敷地に池と鐘楼と建物の礎石があるだけ。

行った時間が夕方で、他にほとんど人がいなかったせいか、

妙に不思議なものを感じた。

この鈍感な私が、何かを感じた。

思えば今流行りのまさにパワースポットだった気がする。

ずっと、そのままたたずんでいたいような、

なんだか妙な感覚だったのを、強烈に覚えている。

それ以降行っていないが、

世界遺産に登録されたら、人が押し寄せるんだろうな。

別に登録されなくても、すばらしい所だから、

わたし的にはどうでもいいことなのだけど、

世界的に後世まできちんと残していく対象と

なったことは、素直に喜ばしい。

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熊谷市

暑い季節になると、必ずニュースになる

埼玉県熊谷市。

実はここの生まれです。

現在、親戚一同、埼玉に集合してる。

気温が高くて有名な熊谷市には、

子供の頃、しょっちゅう行ってた。

海がないせいか、夏は暑く、冬は寒いのは

昔から変わりないけど、

こんなに暑かったかなあ。

夏は雷の通り道で、毎日夕方になると

どんがらがっしゃんと、ものすごい雷雨。

その後、すうっと涼しくなる。

雷がきたーっ!とわくわくしたものだ。

この頃、雷も頼りなく、その後に涼しくなる気配もなし。

しっかりせい、と尻を叩きたくなる感じ。

これって、エアコンとか、余計なものが

できすぎたせいじゃないのかなあ。

世の中、あまり便利になりすぎると、

人間本来が持っている力が知らぬ間に退化する。

暑さ寒さという、基本的なことから、

不思議なことを感じる力まで、

なんだか、水木センセのおっしゃる通り。

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年の功

現在、開催されているウィンブルドンで、

40歳のクルム・伊達選手が、

ビーナス・ウィリアムス相手に善戦。

惜しくも敗れた。

1セットだけ見ていたのだけど、

連続3ゲーム先取した時は、正直、狂喜乱舞した。

20代も半ばになると、もう年寄り扱いされる

テニススポーツ界において、驚異的な体力。

そして、技。

テニスがうまいのだ。

ライジングという速攻が彼女の武器なのは、

昔を知っている者にとっては当然という感があるけど、

今の若い現役選手はそんな彼女を知らない。

もちろん、誰もができる技術ではないけれど、

外国選手に比べて体の小さい彼女が工夫した妙だろう。

ビーナスとの試合も、ロブをあげたり、

ネットに出て行って揺さぶったりと、

まともにぶつかっては勝ち目がない相手に、

とにかく多彩な攻め。

見ていて、上手っ!と唸るほど。

年取るって、こういうことなんだな。

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我がマンションの怪

すでに15年居座っている今の住処は、

築40年近いボロマンション。

いちおう、鉄筋なんでマンションと呼んでおく。

当然、オール電化とか、食洗機とか、床暖とか、

オートロックとか、今流行りのおされなものは一切なし。

高層でもないので、エレベーターもなし。

12世帯しかないのだけど、

この15年間、顔を見たことがある人がほとんどいない。

ひきこもりフリーランスの今はともかく、

つい、こないだまで、こっちも勤め人やってたんで、

朝夕とかにエントランスあたりで、ばったり出くわしても

よさそうなものなのだけど、

思えば、他の階に住んでる人に会ったことがほとんどない。

さすがに同じフロアの人なら、顔くらいわかるが、

郵便受けを見ると、ずっと長く住んでる人が多いのに、

会わないのだ。

みんな、いつ仕事に行って、いつ帰ってきてるのだ?

みんな、私のようなひきこもりなのか?

もしかしたら、みんな・・・・・

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右向け右

先日、とうみょう(豆苗)を買ってきた。

根つきだったので、上だけ刈って食べ、

もいちど水栽培してみた。

しばらくしたら芽が出てきた。

当たり前なのだけど、明るい方に向いて曲がってる。

で、意地悪をして、ひっくり返してみると、

いつの間にやら、また一斉に明るい方に首を曲げている。

なんだか、かわいいぞ。

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画面右手が明るい方。

これをこうやってわざとひっくり返してみると、

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数時間後には、また右に向いてる。

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向きを変える瞬間を見てみたい。

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読書タイム

たいてい本を読むのは寝る前だ。

灯りを消し、小さなライトだけにして、

本を持ってベッドに入るのが至福の時。

いい睡眠薬になる本と、却って目が爛々としてしまう本と

いろいろある。

たいてい読んでいた内容にちなんだ夢をみている

ような気がするが、はっきりとは覚えていない。

でも、ヘンだったなという感覚だけは残っている。

禍々しく奇妙な内容のものを読むことが多いので、

これ、夢に出そうだなと、ちとコワい時がある。

コワい系が好きなくせに、臆病者なのだ。

どんな夢だったか、記憶の引き出しから取り出せなくても、

どこか奥の方に入り込んでいて、

何かの拍子にぱっと出てくるような・・・・・

ナンバーズ攻略法の本でも読むかな~

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遥かなる未踏峰

世界最高峰であるエベレスト、

チベット語ではチョモランマ初登頂に成功したのは、

1953年、ニュージーランド出身のエドモンド・ヒラリーと

シェルパのテンジン・ノルゲイということになっている。

しかし、それを遡ること1924年、

イギリス人登山家、ジョージ・マロリーが、

サンディ・アーヴィングと共に頂上にアタックし、

そのままふたりとも行方不明になった。

その史実を元に、あのお騒がせジェフリー・アーチャーが

フィクションとして書いたもの。

ふたりが姿を消して75年の時を経た1999年、

8000m付近で、屍蝋化した滑落遺体が見つかり、

所持品からジョージ・マロリーと判明した。

この75年の間、マロリーとアーヴィングが

登頂に成功していたのか、

それとも頂に到達する前に落ちたのか、

誰にもわからず、論争が続いていた。

成功していたのなら、初登頂の栄誉は

ヒラリーとノルゲイではく、マロリーとアーヴィングに与えられる。

現在でも、真相はわからない。

まず、登頂した証拠がない。

カメラが見つかっていないし、アーヴィングの遺体も

いまだに見つからない。

だが、頂に到着したら、置いてくると約束していた

マロリーの最愛の妻ルースの写真がなかった。

75年もの間、他の所持品はマロリーと共に眠っていたというのに。

ということは、写真を頂上に置いてきたのではないか?

しかし、登頂成功というのは、生きて帰ってくるところまでを含む。

仮に成功していたとしても、やはり歴史の記録は

ヒラリーたちということになるのだろう。

約100年近くも前の登山など、想像もつかない。

ウェアだって、ザイルその他の装備だって、

遥かに機能の優れた現在のものとは比べものにならない。

ただのツイードのジャケットに、毛糸の手袋やマフラー、

登山靴のアイゼンだって、鋲を留めただけ。

3000mを超えただけで、空気が薄くなるのがわかるのだ。

あらゆる装備の整った現在でさえ厳しいのに、

前人未到で、ルートもわからない巨大な山を

制覇するのは到底ムリではないか、とも思われる。

しかし、彼が類まれな登山技術をもつクライマーだったことは確かだ。

そして、なくなっていた奥さんの写真。

個人的には、彼は成功していたと信じたい。

二度と会えないかもしれないと思いつつ、

夫の夢をつぶさない妻の苦悩など、

フィクションならではの臨場感があり、とても感情移入した。

現在はほとんどの関係者が鬼籍に入っているが、

孫のジョージ・マロリー二世が、

1995年にエベレスト頂上に祖父母の写真を置いてきている。

ぐっときた。

ジェフリー・アーチャー、戸田裕之訳(新潮文庫)

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マロリーの遺体発見記『そして謎は残った』と共に読むと

さらにおもしろい。

ヨッヘン・ヘムレブ、エリック・サイモンスン、ラリー・ジョンソン、

海津正彦、高津幸枝訳(文藝春秋)

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充電式扇風機

なるものを買ってみた。

扇風機派なので、毎年暑さ到来と共に、

小さなクリップ式扇風機を、家のあちこちにくっつける。

所々ガムテープで補修したような

今にもぶっ壊れそうなロートルの尻を叩き、

日々、ぶんぶん働かせる。

ルーキー参戦で、多少でも助っ人+節電になるか。

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ベルバラ切手

やめようかと思ったけど、

やっぱ、買ってしまった。

オスカルさまたち、勢ぞろい。

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梅酒

仕込み開始。梅のいい香りが漂う。

はちみつで、甘さ控えめ。

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例の九段会館

ちょいと用事で神保町へ。

あの日、天井が崩れて死者の出た

九段会館に行ってみた。

外観的には変わりないけど、閉鎖されてます。

古めかしい建物、夏には屋上ビアガーデンと、

かなり昔からお気に入りの場所だったんだけど、

マジで廃墟になっちゃいそうです。

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もっている人

世の中には、やることなすこと

すべていい方に回っていくような人がいる。

人を惹きつけるオーラのようなものがあって、

結果的によく仕事も入ってきたりする

いわゆる“もっている人”だ。

もちろん、その人なりの苦労もいろいろあるだろうけど、

それは、やっぱりその人の才能のひとつだと思う。

こういうことは、どうして?と、頭で考えてもダメなのだろう。

じゃあ、もっていない人間は絶望的かというと、

そうではないと思いたい。

もっている人とは、違うやり方をすればいい。

イチローくんは、決してもっている人間ではなかったと思う。

あの地位を築いたのは、野球が好きで、

ひたすら練習を重ねた結果のことだ。

人はそれぞれ違うのだから、

やり方も違っていいはず。

羨んでも、詮無いこと。

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シャンハイ

第二次大戦前夜のシャンハイ。

アメリカ、中国、日本、ドイツなど、

さまざまな国が入り込み、それぞれの領域=租界を

作っていたカオス的な町。

懐に爆弾を抱えたような不穏な空気の中、

スパイやレジスタンスが暗躍する。

ジョン・キューザック、渡辺謙、チョウ・ユンファ、

コン・リー、菊地凛子など、豪華キャストを揃え、

それなりに緊張感があっておもしろかったけど、

女がキーになっているわりには、少々底が浅かったか。

女に翻弄される男優たちはいい味出してたけど、

(ジョン・キューザックのぼっちゃん顔は×)

どんな謎が潜んでいたのかと思えば、別にたいしたことはなく、

全体としてはまとめきれてなかった感。

8月20日公開。

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読書会

震災の影響で延期になっていた

仲間内での読書会に行って来た。

いじる本は翻訳ミステリ大賞をとった

ジェラルディン・ブルックスの『古書の来歴』。

概ね、良かったという意見が多かったけど、

現代と過去が交互に出てくるこの話、

やはり印象的だったのは、過去のエピソードの方で、

現代の部分は狂言回し的役割でしかないという感じか。

久しぶりにみんなと話せて、楽しかった。

途中から大御所の乱入もあり、

一冊でも翻訳本を多く読むということに加え、

やはりみんなの顔を見て話すこういう集まりは

時に必要だとつくづく思った。

文芸翻訳者の未来は、一部の売れっ子を除いて

かなり望み薄だけど、

それでもなんとかしがみついていこうという

幻想を捨てないでおきたい気になる。

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本屋さんの奮闘

もう読んだ方も多いと思うが、

翻訳ミステリ大賞シンジケートに、

とある翻訳ミステリ好きの本屋さんの奮闘記が寄せられた。

翻訳ミステリは売れないという説が

いつの間にか定着して久しい。

街の本屋に行っても、翻訳ミステリのコーナーすら

ほとんど見当たらない店が多い。

取次ぎから配本の売れ筋、冊数まで勝手に決められて、

自由に好きな本を仕入れるなんてことはできない中、

この本屋さんは、おもしろいと思った翻訳ミステリを

店に入ってすぐの特等席にどかーんと平積みし、

popを書きまくって、売り上げに貢献した。

やればできるんだよ。

見つからないから買えないだけ。

ちゃんと打席に立たせてやれば、

ヒットを打てる翻訳ミステリはまだまだたくさんある。

奮闘記はまだ後半へと続くが、ずっとダメ出しされてても、

こうやって、ちゃんと見ていて(読んでいて)

尽力してくれる本屋さんもいるんだ。

と思うと涙なくしては読めない。

と同時に、おもしろい本を、いい本を

翻訳者、編集者、その他関係者全員で、

全力をこめて送り出さなくてはいけないと思う。

(前編)http://d.hatena.ne.jp/honyakumystery/20110610/1307659249

(後編)http://d.hatena.ne.jp/honyakumystery/

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豊後森ターンテーブル

廃墟愛好家の間では、有名な場所。

鉄道廃墟なので、鉄ちゃん、鉄子にも垂涎の場所か。

九州は豊後森駅からほどない場所にある、

昭和9年に敷設された機関庫。

昭和45年にその役目を終え、現在はだだっ広い場所に

ぽつんと佇む無人の空間になっているが、

どこかヨーロッパのコロッセウムを思わせる扇形の車庫跡、

車両をぐるっと回して向きを変える錆びた転車台など、

現役の頃はさぞ美しい光景だったのではと思わせる。

これが、こないだ九州に行った時、

博多から由布院に向かう列車の中から忽然と見えた。

本当にふいに現れ、忘れていたけど、ああ、ここかと感慨深かった。

太平洋戦争末期には、米軍の機銃掃射を受け、死者も出ている。

かつては賑わい、後に人っ子ひとりいなくなってしまった

こういった場所は他にもたくさんあるが、

まぎれもなく、ここに人が蠢き、息づいていたことを、

視えてしまう人だったら、体感できるのかと思うと

一瞬、羨ましくもなる。

この旅の中で、思いがけず得した気分になった。

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こちらのHPの写真がきれい。

http://underzero.net/html/tz/tz_367_1.htm

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う~ん

気がついたら、しばらく更新が滞っていた。

別に忙殺されてるわけでもなく、何かあったわけでもないが、

特筆すべきものがないだけ。

書くことが何もないって、何も感じること、考えることが

なかったってことだから、ただぼけっと日々過ごしてたということか。

細々と仕事はしてるし、読書もしてるけど、

いったい何をして、一日終わっちゃったんだろう?という感じ。

やらなくても誰にも文句は言われないけど、

やっとかなくちゃいけないことがありすぎて、

みんな中途半端になってる状態。

いまだにペースが曖昧な

だめだめフリーランス。

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杉浦日向子の江戸塾

江戸の生き字引、杉浦日向子さんの

江戸の食、ファッション、遊び、旅、恋模様など

暮らし全般を詳しく解説したもの。

ホントに見てきたようによくご存知で、

へえ、ほお、と目からウロコもの。

江戸時代という閉鎖された時代は賛否あるけれど、

江戸の人々はどうせ、死ぬときゃ、何も持っていけまいと

細かいことにこだわらず、

現代なら忌み嫌い、切り捨ててしまう

病や不要なものともうまく共生し、

自然を敬い、決して長くはない人生を生きた。

火事も多く、簡単に人がバタバタ死んでしまうご時勢だったが故に、

明日をも知れぬ生を謳歌したのだとも言えよう。

読んでいると、なんでも便利×便利になりすぎ、

無理やり寿命を引き伸ばす現代が

果たして本当に豊かなのか、わからなくなってくる。

特にいまだに人の力ではどうすることもできない

大自然の脅威の後では。

それにしても、日向子さん、

そんなに現代がお気に召さなかったのかなあ。

2003年に新聞に連載されていたエッセイが軽妙で、

ちょっとヘンで、それ以来、大好きだった。

まだまだおもしろい本を書いてくれると思っていたのに。

きっと江戸に酒呑みに帰っちゃったんだね。

杉浦日向子(PHP文庫)

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