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杉浦日向子の江戸塾

江戸の生き字引、杉浦日向子さんの

江戸の食、ファッション、遊び、旅、恋模様など

暮らし全般を詳しく解説したもの。

ホントに見てきたようによくご存知で、

へえ、ほお、と目からウロコもの。

江戸時代という閉鎖された時代は賛否あるけれど、

江戸の人々はどうせ、死ぬときゃ、何も持っていけまいと

細かいことにこだわらず、

現代なら忌み嫌い、切り捨ててしまう

病や不要なものともうまく共生し、

自然を敬い、決して長くはない人生を生きた。

火事も多く、簡単に人がバタバタ死んでしまうご時勢だったが故に、

明日をも知れぬ生を謳歌したのだとも言えよう。

読んでいると、なんでも便利×便利になりすぎ、

無理やり寿命を引き伸ばす現代が

果たして本当に豊かなのか、わからなくなってくる。

特にいまだに人の力ではどうすることもできない

大自然の脅威の後では。

それにしても、日向子さん、

そんなに現代がお気に召さなかったのかなあ。

2003年に新聞に連載されていたエッセイが軽妙で、

ちょっとヘンで、それ以来、大好きだった。

まだまだおもしろい本を書いてくれると思っていたのに。

きっと江戸に酒呑みに帰っちゃったんだね。

杉浦日向子(PHP文庫)

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