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夏だあ

友人がこんな素敵なモビールの

バースデーカードをくれた。

花火、ひまわり、蛍、金魚、池の蓮、朝顔、風鈴の

短冊がついたまさに夏の風物モビール。

すごいかわいくて素敵。

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深川怪談ツアー

とてもおもしろいツアーに参加してきた。

愛読書『幽』の編集長東さんがツアコンで、

清澄白河から、門前仲町あたりまで、

いわゆる、いわくありげなスポットを歩き回るというもの。

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赤坂与力の妻の亡霊が出るという霊厳寺。

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深川閻魔堂

結局ひとつになってるはずだけど、

お願い事によって賽銭を入れる穴が違うというのが笑えた。

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何の意味もない失敗写真みたいだけど、

三角形の土地には怪が宿るという

いわくつき三角屋敷があったという場所。

今は普通の高層ビルが建っちゃってるけど、

この一角になにやらコンクリで塗り固められたような

廃屋のような民家があり(有人)、非常に不気味。

その他にも鶴屋南北の墓や、於三稲荷など、

この界隈に限らず、東京はホントにコワいスポットには事欠かない。

昔は海から直接つながる水路が縦横無尽に走っていて、

舟で荷を運んでいた東京。

今はその川のほとんどをつぶしてしまい、

暗渠になったりしてるわけだけど、

やはり川というものは、まっすぐでない流れのところに、

物の怪がたまるものらしい。

のっぺらぼう、三つ目小僧、舟幽霊など、

水にまつわる妖怪話が多い海浜公園あたりから

川べりを歩き、いくつか橋を渡ったが、

満潮のせいか、なんだか異様に水位が高くて、

生きてるような水がどよんと目の前に迫ってきて不気味だった。

東京に限らずどの地域でも、今よりもずっと

死んだ人の数は多かっただろうし、

大震災や大空襲などで無残な死に方をした人もたくさんいた。

こうして朽ちていった名もない昔の人たちが、

確かに生きていて、この地で生活していたからこそ、

今の私たちがこうしている。

視えちゃう作家、加門七海さんも参加されていたけれど、

各所で丁寧に頭を下げて、手を合わせていた姿が印象的だった。

ツアーが終わった後、参加者で麦とろ飯を食べて

解散したのだけど、

その席で、海外にもコワい幽霊話はたくさんありますから、

そうテの企画の際はよろしく、と図々しく営業をかけてみた。

当たって砕けろだ。

清澄白河のあたりは、谷中と似た寺町で、

墓の占有率がダントツなのだけど、

古い木材を使った建物もいまだに健在で、

いかにも出そうなそんな家と、新しいマンションが

ぴっちり肩を寄せ合ってごちゃごちゃ建っているところが、

なんだかとてもおもしろい。

このかなりムリムリな感じが、

危うい均衡の上に立っている東京を表してるような。

この近辺ではないが、

隠亡掘の位置は、悪い場所なので、

はっきりここだと特定しないでおくと

東さんが言っていたのが、非常に気になった。

普段はめったに足を運ばない深川だけど、

飲み屋なんかも江戸風情がありそうで、

ぜひまた訊ねたい。というわけで、こんな土産を。

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大変楽しい一日でした。

こんなものももらった。深川怪談巡礼団Tシャツ。

一見、何書いてあるのかわからなくて、

なかなかいい。

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日本沈没

作者である小松左京が亡くなった。

子供の頃に読んだ、この『日本沈没』は

本当に怖かった。

長野あたりの活断層から(日本のヘソ・別所温泉か~?)

日本列島がまっぷたつに割れて、

海に沈んでいくというもの。

日本国民はヨーロッパに何十万人、アメリカに何十万人と

日本を脱出して避難するしかない。

子供心に本当に起こるのではないかと恐怖にかられた。

あくまでも40年近く前に書かれたフィクションだが、

偶然にもこの小説の中に311という数字が

出てくることを考えると、

この猛暑に、背筋の凍る思いがする。

あながち絵空事ではない?

ちなみにこの原作は何度か映画にもなったけれど、

『日本以外全部沈没』(筒井康隆原作)という

パロディで映画もある。

日本以外の全世界の大陸が海に沈み、

各国の有名な例の要人たち始め、

外国人が日本に逃げてくるという話なのだが、

これはこれでまた、すご~くブラックだった。

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スポーツクラブ

近所のスポーツクラブの会員になっている。

ストレス解消のために行っているはずが、

却ってイライラすることが時々ある。

昨日の夕刊に、平松洋子さんという人のエッセイが

載っていたが、まさにこの人が言っているのと同じ現象。

そう、スポーツクラブの私物化。

ヒマなジジババが健康促進のために体を動かしに来るのは

大いに結構なのだけど、

この人たちが群れて徒党を組む。

集団でキャーキャーおしゃべりしながら、

スタジオでも、マシンジムでも、プールでも

我が物顔に闊歩して、邪魔この上ない。

通路をふさぎ、マシンを独占し、

まるで自分たち以外の人間などいないかのようだ。

甲高い声でしゃべりまくるのは100歩譲るが、

とにかく人が通る通路をふさがないでくれ。

これはスポーツクラブに限らず、

街中でもそうなのだけど、

どーして、エスカレーターの手前で

話し込むかなあ?

どーして、横に並んで歩いて歩道をふさぐかなあ?

どーして、ちょっと横によけるとかしないかなあ?

いくらいい大学出てたって、

こういうのすごく頭悪いと思う。

ちなみに平松さんは10年以上通ってた

スポーツクラブをやめて、さっぱりしたそうだ。

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迷走?

日本の新幹線技術を応用して、

うちが開発したと言い張って

パテントとりまくってるらしい彼の国で事故があった。

線路から落ちた事故車両を地面に埋めるという

まさに臭いものにフタ的前代未聞の処置は、まさにあの国らしい。

信じられなくて開いた口がふさがらなかった。

引き上げてどっかに隠し、原因究明してますって、

うまいこと取り繕えば、まだよかったのに、

まだ車内に遺体がある状態でそんなことすれば、

そりゃ、いくらなんでも国民は黙ってないよね。

案の定、今度は掘り出して調べるらしい。

開いた口どころじゃなくて、目が点。

昨今、どこも迷走流行りのようだ。

どっかの国の政府も同じようなことやってるから、

驚くことでもないのかもしれないけど、

政治って、こんなものなんだねえ。

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アナログ終了

本日正午でアナログ放送が終了した。

だいぶ前から移行した人には、

別に何のことはないだろうが、

けっこう直前に駆け込んだ人も多かったのではないか。

かくいう私もそのひとり。

今日、地デジ対応のDVDも届いた。

ったく、金がかかる。なければないでいいんだけどね。

確かに人の肌が白くきれいに見えるし、

緑がきれいなので、自然の風景が素敵。

大相撲の砂被りに座ってるおっさんのツルツル頭が

見事にてらてらと光ってる。

一番お肌きれいな力士は、やはり横綱でしょうか。

アナログ放送、ご苦労さま。

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オテロ

フランコ・ゼッフィレッリ監督、

プラシド・ドミンゴの「オテロ」を観てきた。

さすがにいい声。

ストーリーは言わずと知れたシェークスピア原作の悲劇。

まんまと策略にひっかかって、嫉妬に苛まれた夫が、

最愛の妻を手にかけるという、とことん救いようのない結末。

ちょうどこの映画の撮影が開始された1985年9月に

メキシコ大地震が起こり、ドミンゴにとって第二の故郷でもある

この地を襲った惨事に、彼は大変心を痛めたらしい。

苦しみと悲しみに身も裂けんばかりの

慟哭の叫びをあげるオテロの演技は、

こんな現実の影響もあったのかもしれない。

それにしてもシェークスピアって、

「お気に召すまま」や「真夏の夜の夢」のような

おちゃめな作品もあるのに、

こんなイジメのような悲劇も書くとは、

性格が悪いとしか思えない。

まあ、世の中、苦しみや悲しみばかりだし、

それがなければ、小説も、映画も、音楽も生まれてこないけど。

ロケに使われたというイタリア南部バルレッタの城が素敵でした。

県民ホールだったので、終わった後、

山下公園で涼みながら一杯。

今日は比較的湿度が低く、いいアウトドア日和だった。

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会津若松

磐梯熱海温泉はあまり見るところもないので、

ちと足を伸ばして会津若松まで行ってきた。

ここらへんは一度も来たことがない。

明治元年の戊辰戦争で、新政府の攻撃を受け、

城下がほとんど灰燼に帰した悲しい歴史のある町だ。

まだ10代の若者たちが飯盛山で自刃した白虎隊の悲劇は有名。

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メインどころをぐるぐる回るバスがあり、

乗り放題で500円と大変お得。

こちらは時計周りのあかべえ。

もひとつ逆時計周りのハイカラさんというのがある。

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まずは武家屋敷に行ってみた。

人が実際に生活していたこういう場が

久しぶりにおもしろかった。

武家屋敷って、どこもけっこう楽しい。

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正面玄関。人形のお姉さんが迎えてくれます。

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ついこういうものに目がいってしまうのだけど、

殿の雪隠。雅な畳敷きで、広い。

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そして、おひねりあそばしたものを

このような外の汲み取り口から取り出して調べ、

健康状態をチェックするのだそう。

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そしてやっぱり、鶴ヶ城(若松城)を拝んどきました。

上物は今年の3月に改修工事が終わったとかで、

やけにきれいすぎて、それほど魅力的じゃないかったけど、

やっぱり石垣がすごかった。

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ぴっちりはまった石の壁に、敵を欺くさまざまな工夫。

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こんなとこ、鎧つけて走り上がるなんて、できね~。

ロクなもの食ってなかったはずなのに、

昔の人って体力あったんですねえ。

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あかべこと、起き上がりこぼしの手ぬぐい。

というわけで、放射能浴びてきました。

3月11日の後、すぐにどばっと拡散してたわけだし、

まあ今更騒いでも、という感じ。

あんなに遠くにあった稲わらが汚染されるくらいだから、

牛に限らず、他のものもこれからいろいろ出てくるはず。

本当に怖かったら、日本を出る以外ないのだから、

あんまり気にせずに、足を伸ばしてみてはいかがでしょう。

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東北支援

ささやかに福島県を応援しようという口実で、

磐梯熱海温泉に行ってきた。

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郡山から在来線で15分。

無色透明の単純泉で、お肌ツルツルの湯でした。

宿には関電から、電力支援の人がたくさん

泊まってて、一般の宿泊客はやはり少ない。

何もしないで申し訳ないので、

会津の酒を買って帰る。

とても水のおいしいところだった。

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告白は結婚式で

新刊出ました。

産科医のマーティは、

自動車事故で早産して死んだナタリーの

残された赤ちゃんを気にかけていた。

そこへ、ナタリーが妊娠していたことを知らずに別れたが、

赤ちゃんの父親だという医師カルロスが現れる。

赤ちゃんに情を移して、我が子の如くかわいがっている

マーティの姿を見たカルロスは、

自分の妻になって、赤ん坊を育てて欲しいと

とんでもない提案をする。

偽装結婚話から、本当の愛へというストーリー。

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http://www.harlequin.co.jp/hq/books/detail.php?product_id=2781

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原田芳雄

もしかしたら、と思っていたが、やはり亡くなった。

あの無頼な感じが、わりと好きだった。

年とってからは、『父と暮らせば』の親父のような

頑固だけど、温かく頼りになる父の役など心に残る。

大昔にみたので、よく覚えていないのだけど、

確か朝丘ルリ子と石坂浩二と一緒に出ていたドラマがあった。

朝丘ルリ子との恋の駆け引きがすごく印象に残ってる。

主題歌の「目覚めた時には晴れていた」という曲も

すごく好きだった。確か実家にシングル盤があるはず。

またひとり、味のある俳優が亡くなった。

ご冥福をお祈りします。

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気の力

いいセンいくどころではなかった。

まさか、優勝するとは思わなかったが、

本当にすごかった。

使い古された陳腐な言葉になってしまうが、

最後まで諦めないとは、まさにこのことか。

先制されて、追いつき、

勝ち越しされて、追いつき、

アメリカにとって、unbelievableでshockingだったろう。

観ている方も、延長で勝ち越しされた時は

誰もがもうダメだと思ったはず。

あのPK戦での落ち着き。

なんだか負ける気がしなかったのは、

まさになでしこたちの気の力ではないか。

スポーツって、本当におもしろい。

いくら体力があっても、技術があっても、

時の運、流れみたいなものがある。

もちろん、基本的な練習の積み重ねが大原則だが、

武道特有の“気”みたいなものは絶対にある。

体が大きいとか、力が強いだけでは

必ずしも勝てないことを見せつけたところが、

体格で劣る日本人にはたまらなく小気味いい。

とにかく、女子力あっぱれ!

めちゃくちゃカッコよすぎて涙が出る。

魁皇が引退し、イチの200本安打も危うい今、

まさに日本にパワーを注いでくれる快挙。

惜しみなく拍手をおくりたい。

もちろんキャプテン沢の功績は言うまでもないが、

個人的にはMFの宮間ちゃんがおちゃめで好きだ。

あのきかん坊の男の子みたいな顔と仕草に、

男子日本代表・遠藤みたいな冷静さ。

沢との絶妙なコンビネーション。

すごく期待しちゃうぞ。

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新・日本の七不思議

日本人はどこから来たか?

邪馬台国は東北地方にあった?

万葉集を代表する歌人、柿本人麻呂は実在していなかった?

空海は中国人?

本能寺で死んだ信長は入れ替わっていた?

写楽は誰なのか?

真珠湾は奇襲ではなかった?

など、これまでの通説を覆す歴史のミステリーを、

架空の人物たちに議論させるという

大変おもしろいストーリー。

もちろん真実を知っている人間は、

現在誰ひとりとして生きていない。

残された文献などから、

後世の者があれこれ推理するしかないのだけど、

古に思いをはせ、その時の心情まで

想像するのは限りなく楽しい。

著者の鯨さんはツイッターでも

ことごとくおもしろい人です。

鯨統一郎(創元推理文庫)

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肝試しビアガーデン

去年ふられて行かれなかった

浅草は花やしきの肝試しビアガーデンに行って来た。

お化け屋敷一回と1ドリンクついて1000円。

演歌とか流れちゃってる

もろ昭和丸出しのビアガーデンがどこか懐かしい。

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今はどこもおしゃれだけど、画一的になってしまっているが、

花やしきはあえて徹底して、このオヂさんくさい雰囲気を守ってる。

浅草という地がそうさせるのかなあ。

2007年にフツーに来た時は、

笑っちゃうぐらい子供騙しのお化け屋敷で

ぜんぜんコワくなかったのだけど、今日のはちと違った。

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自分で引き戸を開けて、次の部屋へ

進んでいくものなのだけど、

何がコワかったって、ある部屋の戸を開けたら、

日本人形がずらりと四方八方の壁一面に・・・・・

どちらかというと人間の顔をした人形が

(つまり人間が)苦手なので、ゾッとした。

どれかが動いたりしませんように・・・・・と

祈りながら通過。動いてたのかも。

人形(だよね?)がぐわっと迫ってくるおどかしは定番だし、

別に触ってきたりとかいうことはなかったけど、

お化け屋敷はやはりコワい。

コワい系は大好きなのに、臆病者丸出し。

でもね、花やしきって、狭いくせに迷うんですよ。

このビアガーデンの時間は

他の乗り物はすべて終了していて、明かりは落とされている。

でもいちおう園内は歩ける。

それが、暗がりになっている部分とかが妙にコワイのだ。

そんな場所でスタッフとかに会ったら、卒倒しそうだ。

元は1853年につくられたというからなんと幕末。

関東大震災前は動物園もあったらしいが、

震災被災者がたくさん集まってしまったために

動物は薬殺したという。

けっこう目立つところに動物の供養塔があり、

悲しい歴史を物語っている。

これだけ長い歴史を見てきた場所だから、

何かあったよね。何か見てるよね。

前のお化け屋敷には“出る”という噂があったそう。

こんな狭い場所に、パワースポットが三ヶ所もあるのが

けっこう笑えた。

こういう場所はずっと残していって欲しいものだ。

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花の字の電飾が消えてますけど、節電?

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そして634がよく見えた。

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エベレスト登頂請負い業

三浦雄一郎、野口健、渡邉玉枝など、

さまざまなクライマーとエベレスト登頂を共にした

フリーカメラマンの同行記。

いつもあのすばらしい山の映像をテレビで見て、

カメラマンは山登りと、重い機材を担いでの撮影を

同時にこなさなくてはならなくて

大変だなあ、と思っていたものだ。

写す側として、ただのクライマーと

どういう違いがあるとか、

何かもっとへえ・・・・という話が出てくるのかと思ってたので、

わりと普通の登攀記だったのが、少し物足りなかったか。

クライマーと、カメラマンのふたつの顔をもつ人が

自分のための山登りは、どうするのかという部分は

興味深かった。

しっかし、あの死の山エベレストですら、

近年は登山者で渋滞し、道が詰まって

後ろの者がイライラするとは。

まるでそこらへんの山と同じじゃないか、と思うと

なんだかヘンな気分だ。

村口徳行(山と渓谷社)

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夜の真義を

19世紀のロンドン。

法律事務所に勤めるエドワード・グラプソンは

ひとりの行きずりの男を殺した。

これは、ある目的を果たすための予行演習にすぎなかった。

その目的とは、エドワードの人生をどん底に突き落とし、

すべてを奪った宿敵フィーバス・ドーンドへの復讐。

フィーバスは世間の耳目を集める詩人で、

跡継ぎのいない男爵タンザー卿からも

絶対的な信頼を寄せられていて、

息子同然の扱いを受けている。

しかし、亡き母の遺品から、

タンザー卿の正当な後継者が

自分であったことを知ったエドワードは、

素性を隠し、密かに父子関係の証拠探しを始める。

ところが、その証拠固めに不気味に邪魔が入り出し、

不穏な陰謀が徐々に明らかになっていく。

ひとりの男が憤怒に悶死しそうになりながら、

長年に渡って冷静に復讐計画を練る様子が、

格調高い文章で描かれ、惹きこまれる。

まるで、ロシア文学などの古典を読んでいるかのよう。

思わずエドワードに肩入れしたくなり力が入るほどで、

特に後半はサンペンス要素満載の流れに、

ページをめくる手が止まらない。

ラスト近くのあっと驚く大ドンデンは予想外で、

こうきたか、と唸った。すっかり騙されました。

これぞ翻訳ものという読み応えあり。

マイケル・コックス、越前敏弥訳(文藝春秋)

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スポーツは楽し

魁皇、1045勝タイ!

老骨、満身創痍に鞭打って、

ものすごい大記録をうちたてた。

日本女子サッカー、スウェーデンを破り、

決勝進出!

ちびっ子たちが、長身の選手に当たり負けせず、

冷静に、巧みに、点を重ねた。

世間で一般的にダメだ、と思われていたり、

あまり期待されていないアスリートが、

活躍するのは、いつでも嬉しいし、わくわくする。

並大抵でない苦しみが想像できるから、

ひとしおだろう。

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年収200万円のハッピー生活術

自分の貧乏を正当化したいのか、

つい、こういう本を手にしてしまう。

既婚だろうが、未婚だろうが、

誰でも最終的にはひとりなのだから、

自分の足でしっかり生きろという

著者の松原さんの考え方には、

昔からわりと賛同していたので、読んでみた。

言ってることは、巷の本とあまり変わらない。

まあ、著者は本が売れて家も買えたけれど、

とてもそんなことはできず、

年金など当てにできない老後を迎える人間もたくさんいる。

そうは言ってもね、と思う部分はあるけれど、

貧乏だから不幸だと思うなというありがたいお言葉は、

一瞬でも、気が楽になるというところか。

松原惇子(河出文庫)

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テレビ

今更ですが、やっと地デジ対応テレビを買った。

日曜に店で物色してたら、今注文しても

届くのは8月以降と言われて、やめて帰ってきた。

家に帰ったら、まるで見られてたかのように、

こんなテレビはいかが?と広告メールがきていた。

ちょうど、理想的なのがあったので注文したら、

昨日届いた。これって、何?

リモコンでテレビの向きを変えられるのに感動。

これも、今更ですか?

テレビとして使っていたパソコンは、

古いのでネットがトロくてストレスがたまるのだけど、

画面がデカいので、仕事でのワープロ専用機に。

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朝涼み?

日曜の早朝、暑くて目が覚めたついでに

日本女子サッカーの試合を観ていた。

テレビつけたら、後半の残り15分で

互いにノースコアだったので、まさかと思っていたら、

延長の末、ドイツに勝ってしまった。

すごいぞ、女子力!

何度も危ない場面があったのに、決定的なシュートを

決めさせなかったのは、我慢に我慢を重ねた守備の賜物。

ドイツ寄りのジャッジがかなりあったにも関わらず、

向こうは地元優勝の重圧があったのかもねえ。

こっちは捨てるものなし。次も頑張れ!

窓を開けてたら、早朝は涼しかったせいか、

うちのネコも涼んでおった。

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見たな・・・・・

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和田慎二

先日、漫画家の和田慎二が亡くなった。

61歳なんて、意外にまだ若かったのね。

当時、相当オジさんというイメージがあったのだけど。

『超少女明日香』とか、『スケバン刑事』などを

夢中になって読んだ。

『スケバン~』は、当時、悪のスケールも残酷性も

スゴくて本当にコワかった。

悪の限りを尽くす例の海槌三姉妹とサキの戦いが

すごくリアルで震え上がったものだ。

そういえば、真夏の電力をパンクさせて

日本を大パニックに陥らせる、

なんて陰謀がありませんでしたっけ?

ご冥福をお祈りいたします。

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Gの出現

この頃少ないが、久しぶりにG(=ゴキブリ)が出た。

つぶすのは嫌いなので、ゴキジェットで退治するのだけど、

武器を取りに行っている間に、姿が見えなくなり、

やみくもにシュッシュしてたら、出てきた。

命中してるはずなんだけど、

まんまと逃げられて棚の陰へ。

あ~、あのまま、骸になって、

何年もたってから発掘されるかと思うとイヤだ。

昔、夜中に起きたら、

キッチンでなにやらガサガサ音がする。

ビールの空き缶を

洗わずにビニール袋に入れて放置しておいたら、

中に入られてしまったらしく、姿は見えども音だけが・・・・

というなんとも心臓が止まりそうな体験をした。

それと、排水溝から上がってくるのか、

よく風呂場に出没する。

こっちが丸腰の時に、なんとも困る。

どっかにいるのはしかたがないが、

とにかく、目の前に現れないで欲しい。

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地デジ

はっと、気がついたら、アナログ放送終了まで

あと二週間。

そろそろ、テレビ買わなきゃなあ、なんて

悠長にヨドバシに出かけたら、

とんでもなかった。

今、注文しても、届くのは8月以降だという。

やっぱり・・・・・

まあ、なければないでいいや、テレビなんて。

そんなに見たい番組があるわけでもなし。

CSIはDVDかりてくればいいのだ。

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倉田寛リサイタル

トロンボーン奏者で、テノール歌手という

珍しいアーティストのコンサート。

ピアノとパーカッションとのトリオで、

カンツォーネから、バーンスタイン、

オペラの有名どこから多彩な選曲と、

ちょっとしたおしゃべりも交えて楽しかった。

カッチーニの『アヴェ・マリア』では、涙が止まらなくなった。

トロンボーンを吹き、歌うという

いったい肺活量どれくらいなんだ?という

超人的パーフォーマンス。

お疲れさまでした。

ちなみにスラヴァによる『アヴェ・マリア』

http://www.youtube.com/watch?v=NRTS5qA51js

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賭け

どちらかというとペシ(=悲観主義)である。

物事まず悪い方から考えてしまう。

何か新しいことを始めるにあたっても、

期待より不安の方が大きい。

○○だったらどうしようと、

in case(万が一)で考えるのだ。

だから、何でもぐずぐずとスタートが遅い。

ところが、こんな紛れもないペシのくせに、

妙にオプティ(=楽観主義)なところがある。

まず、大企業の勤め人を辞めて、

翻訳などという、とても生計のたたない仕事をしている。

根拠はなにもないのに、

なぜかいつもどこかで、何とかなるという気持ちがある。

そして、意外にも株やナンバーズなどの

賭け事がけっこう好き。

たぶんダメだろうけど、

もしかして当たるかも、と心のどこかで思っていて、

結果が出るまでうきうきできるのだ。

現実はもちろん、そんなに甘くないから、

損してる方が多いのだけど。

でもね、世の中、何でも投資しなければ返ってこない。

絶対に当たらないからと言って、何もしなければ、

100%当たらない。

出版社に翻訳歴や企画書を送りつけるのも、

まさに賭けの感情に似ている。

結果が出るまでの期待感、

そして、毎度の玉砕にへこたれない図太さも。

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本棚の怪

先日、密林(=アマゾン)で注文した本。

すでに持っていることに気づいて慌ててキャンセル。

さっき、別件で本棚をごそごそ捜索していたら、

なんと、その本が2冊出てきた!

3回目だったってことか。

それ以外にも、あるはずの本が

どーしても出てこない。

おかしいなあ。確かに買ったはずなのに。

密林の注文履歴にも、ちゃんと記録されてるし。

誰かに貸したのか、売ったのか。

不可思議な本棚・・・・・

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ラストサマー

すごくわかりやすいテレ東。

今週は節電特集なのか、

ホラー映画『ラストサマー』を連続して放映している。

4人の高校生が夏に遊びに行った先で

うっかりひとりの男を轢き殺してしまい、

パニックになって、ばれないよう遺体を海に沈めてしまう。

一年後、何食わぬ顔で日常生活を送っていた4人の元に

“去年の夏を忘れない”という不気味な手紙が届き、

次々と仲間たちが殺されていく・・・というストーリー。

コワい系は大好きだけど、

血が飛び散る残酷なホラー映画は観ません。

なぜ、このラストサマーは観てるか、というと、

ずいぶん前にバス旅行で白馬あたりに行った時、

その帰りのバスの中でやっていたので、

つい観てしまったというわけ。

しかも、渋滞してたのか、ご丁寧に2まで。

他にもいろんな人が乗っていたバスの中で

どうして、こんな映画をやっていたのか

いまだに不明。

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ついに途切れた

イチロー、今年の大リーグ球宴出場ならず。

大リーグデビューしてからの連続出場がついに途切れた。

こっちからも投票したのになあ。

今年はいまいち成績もぱっとしないし、

200本も少々危うい状態とはいえ、

それにしても、冷たい。

人気商売だから、しかたがないし、

いつかは必ずこういう日が訪れるのは

わかっているけれど、ね。

まあ、球宴中はゆっくり休んで、

200本に向けて鋭気を養ってください。

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青春を山に賭けて

世界初、五大陸最高峰登頂に成功した植村直己。

次の目標は南極横断だ、と更なる夢を追うところまでの本。

“突き動かされる”ということは誰にもあるが、

この人は、死ぬかもしれないからコワい、と思うより、

行ってみたい、どうなるのかこの目で見てみたい、

という気持ちの方が遥かに強い。

一文無しでも、言葉が通じなくても、

夢のためにはとことん突き進んでしまう

そのバイタリティには、ただただ舌を巻くばかり。

こういう人って、死ぬまでやめられないのだろう。

彼は1984年、厳冬期のアラスカ・マッキンリーに単独登頂し、

成功するも消息を絶つ。

現在も遺体は見つからず、雄大な山懐で彼は眠っている。

いや、もしかしたら、まだ登っているのかもしれない。

“人に言われてやったり、やめたりするのではなく、

自分の肌で実際に感じとり、判断する。

山に登るのも、アマゾンを下るのも、

すべては自分のため、そしてすべては自分に返ってくる”

この長いようで短い人生の中で、

心から夢中になれることを見つけ、

実際にそれに賭けることができる人は、本当に幸せな人だ。

そして、恐怖より好奇心の方が強いこうした人が

たくさんいたおかげで、

私たちは文明に毒された下界にいながらにして、

世界の秘境の神秘を、垣間見ることができるのだろう。

植村直己(文春文庫)

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ロンドン幽霊列車の謎

19世紀半ばのロンドン。

客を乗せてロンドン中を走る辻馬車の御者をしているネッド。

ある日、乗せた客が遺体となって発見される。

ネッドの後にその客を乗せた御者仲間が

容疑者として引っ張られてしまい、

ネッドは彼を救うべく御者仲間たちと奔走する。

好奇心旺盛で何でも首を突っ込まずにいられない

この素人探偵があれこれ探りを入れていくうちに、

教会から盗まれた銀の燭台、

建設中の地下鉄駅に出るという幽霊の噂、

脅しをかけてくる謎の男たちなど、

不可解な事件が次々と絡んでくる。

今でいうとタクシー運転手は見た、という感じでしょうかね。

トリック的にはたいしたことはないけど、

なんといっても、禍々しいロンドンの様子が魅了的。

ロンドンに行ったことがあれば、

辻馬車が走る通りの名前などを追っていくと、

あ、あそこねという感じで楽しい。

地下鉄が開通したばかりの時代、

労働組合の結成や(文芸翻訳者組合も欲しい)、

華やかな舞台模様など、

当時のリアルな庶民的ロンドンが感じられる。

主人公はいわゆる労働者階級なのだが、

本も読んでいて、知的な部分もあるため、

口調など、彼の“位置づけ”に悩んだらしい

訳者の苦労がうかがえる。

ピーター・キング、森沢くみ子訳(創元推理文庫)

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復興支援切手

東日本大震災の復興に向け、

寄付金付の切手が発売されている。

実際に現地で汗水たらして支援している人も大勢いる中、

こんなことくらいしかできない自分が情けないが、

ささやかでも。

販売は今年の8月26日まで。

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女子サッカー

現在、ドイツで女子サッカーのW杯が開催されている。

日本女子代表は、ニュージーランド、メキシコに勝って、

決勝T進出決定。

男子より話題にならないし、

女子のサッカーなんて、キャーキャー乱れてるだけ

みたいな印象があったけど、なかなかどうして。

メキシコ戦でハットトリックを決めた澤は、

さすが長年たずさわっているだけあって、

サッカーをよくわかっている人だ。

ランキングも高く、

かなりいいセンも狙えそうな日本女子。

ほとんど私と身長が変わらないチビっ子も多く、

長友みたいにちっちゃくでもイケる、という自信をもらえる。

いいぞ、頑張れ。

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ピアス

いつの頃からか、金属アレルギーになってしまったため、

耳にピアスの穴をあけた。

シルバーやゴールドなど“ホンモノ”じゃないと

ダメになってしまったので、なくさないためと

思ってのことだったが、これがけっこうなくす。

服の脱ぎ着、シャンプーなどの時が多いと思うが、

後ろで留めるスタッドピアスや、

ただひっかけるだけのフックタイプのものなど、

気がつくとすぐに片方なくなってることが多い。

今日も、スポーツクラブに行って、

シャンプーして出てきたら、ルビーのピアスが片方ない。

あちゃーと思って、いちおう探したら、

本体だけおっこってた。

あれだけさんざっぱらお湯流しておいて

よく排水溝行きにならなかったなあ。

でも、留める相方がなかったので、

ま、しゃあないかと思っていた。

しばらく湯船につかって、

もう一度、同じブースで上がり湯してたら、

なんと、相方のほうもタイルの溝部分に鎮座してるではないか。

なんとも不思議で、ラッキーな光景ですた。

なんか、いいことあるかいな~

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幽 No.15

またまた、愛読書『幽』の最新号発売日が

やってきました。

古今東西を問わず、幽霊好きの

変わりモノはけっこういる。

この世は幽な世界と切っても切れない。

あやかしを求めてやまぬゴーストハンター特集。

震災に寄せた手記もたくさん。

またしても猛暑っぽいこの夏、

冷房なしで涼やかに過ごせそう?

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