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畦と銃

いんや、すんげえ、おもしれえ。

ってな、ノリです。この本。

方言、今風の文体が、とっつき悪いかもしれないけど、

その独特な雰囲気にメリメリ惹きこまれる。

いわば、農村ハードボイルド。

ミナギという田舎で、繰り広げられる文字通り戦いの模様。

田畑をめぐる最強の農夫たちの争い。

過剰な間伐から山林を守るために、樹上で叫ぶ林野庁の職員と、

ウッドマンたちのプライド。

牧場をとられまいと、過激な防衛線を張るガウチョ(牧童)たち。

はちゃめちゃと言えば、はちゃめちゃで、

一種、ファンタジー的な感もあるが、

三つの話に一貫して流れているのは、

第一次産業従事者の誇り高き矜持。

頭でごちゃごちゃ考えるのではなく、

野や山や動物たちとの歴史の中で

研ぎ澄まされた感覚。

都会のマンションに住み、食べ物もエネルギーも

すべて他人から与えられている私たちには

めっちゃガツンとくる話。ある意味ショック。

好き嫌いはあるかもしれないが、

強烈な印象。

真藤順丈著(講談社)

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