« 電子書籍インフラ | トップページ | ゲッタウェイ »

大脱走

昨夜、『大脱走』をまたやっていて、

ついつい、観てしまった。

最初に観た時は、実際にあったこの話が、

脱走を企て、敵をかく乱するという目的で、

最初から仕組まれていたこととは知らなかった。

どうりで収容所に連れてこられた冒頭から、

それぞれ脱走準備に余念がない。

しかし・・・・殺される危険が背中合わせだというのに、

自由を奪われ、ただでさえ苦境にある

捕虜たちは祖国の捨て駒か?

この話の捕虜たちがぶちこまれた収容所は、

同じドイツ軍といっても、ゲシュタポとは距離をおく、

比較的良心的なドイツ空軍管轄の収容所。

昔はドイツ軍といえばナチ=残虐というイメージがあったため、

この収容所のドイツ軍は、

捕虜にガーデニングの道具を与えたりして、

かなり寛容で、ずいぶんマヌケだなと思っていた。

でも、こういうドイツ人もいたことも確かだったのだ。

さまざまに脱出計画を工夫し、敵の目を欺こうとする捕虜側と

それを阻止しようとするドイツ軍のせめぎあいは、

コメディといってもいいほど。

しかし、250人という大所帯の脱走が、

3分の1ほどで頓挫し、

とりあえず逃げた76数名も、

50人はゲシュタポに射殺され、あとは捕まって連れ戻され、

まんまんと逃げおおせた捕虜はほとんどいなかったという

厳しい現実が待っていた。

ドイツ人を装うため、ドイツ語は流暢だけれど、

ふいに英語で話しかけられて、

うっかり英語で返してしまい、ばれてしまうシーンなど

まさに綱渡りの状況だったことが推察される。

タランティーノの『イングロリアス・バスターズ』でも、

数を数える時の指の形で、ドイツ人ではないことが

ばれてしまうというシーンがあったが、

実際にこういうことは多々あったのだろう。

映画はスティーブ・マックイーン、リチャード・アッテンボロー、

チャールズ・ブロンソン、ジェームズ・コバーン、

ジェームズ・ガーナーなど、そうそうたる俳優が出ているが、

なんといっても、マックイーンがカッコよすぎ。

脱走を重ね、そのたびに独房(cooler)にぶちこまれても、

めげないヒルツ役は彼のキャラそのもののよう。

エンターテイメント的にも、とてもおもしろい映画。

追伸:飛行機を盗んで、スイスへ国境越え

しようとする場面があるのだけど、

飛行機の中から、我が城ノイシュヴァンシュタインがちらりと見える。

こんなシーンには、気づかなかった。

|

« 電子書籍インフラ | トップページ | ゲッタウェイ »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/197391/52843903

この記事へのトラックバック一覧です: 大脱走:

« 電子書籍インフラ | トップページ | ゲッタウェイ »