« 超思考 | トップページ | お米のろうそく »

ベルリンの大人の部屋

ベルリンに住む女性たちのお部屋拝見という内容。

ベルリンとは部屋の広さが違うから、

単純に真似できないけれど、

全体的に思ったのは、

古いものを本当にうまく利用しているなということ。

古くからやっているホテルなどもそうだけど、

ドアや窓枠、ちょっとしたところを

何度もペンキを塗り直して使い続けているのがわかる。

100年以上も前に生きてた誰か見知らぬ人が、

実際にここに触れ、生活していたのだと

感じられるしみこんだ古くささがなんとも素敵。

ベルリンでは普通の若い女の子が、

築100年のアパートに住んでいるなんてザラ。

うう、羨ましすぎる~

以前、イタリアに行った時、

100年前はなかった電気、水道、ガス、インターネット回線などの

インフラを、建物を壊さずに工事するのは大変なのでは?

という話題になったが、実際に施工仕事にたずさわっている人が

いや、意外に簡単なんですよ、と言っていた。

なぜ、日本ではできないのだ?

生まれて初めてドイツに行った時、

ちょっと田舎の素朴なホテルに泊まったら、

ボロいと言って添乗員に文句を言っていた客がいたが、

いつから日本人は新しくて便利なものにしか

価値を見出さない民族になってしまったのだろう。

ヨーロッパの人たちは全体的に

新しいものは安っぽいという感覚があるから、

家具なども同じ。

すぐに新しい○○用の収納家具などを買ったりしない。

蚤の市で見つけた、

おばあちゃんや母親が使っていた、

椅子やテーブルなんていうのばかり。

そしてよく自分仕様に改造してしまうのだ。

賃貸住宅でも、ペンキ塗ったり釘打ったりしても

構わないというのだからなんとも羨ましい。

築が古い家ほど、広くて天井が高く、

空間感覚がまるで違うのも、

すっきりと工夫できる要因のひとつだろう。

レイアウトを比べてもしかたがないが、

精神は見習いたい。

久保田有希(辰巳出版)

511wjrnq4wl__sl500_aa300_

|

« 超思考 | トップページ | お米のろうそく »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

>いつから日本人は新しくて便利なものにしか価値を見出さない民族になってしまったのだろう
それ、私も思います!

夕べ見てた映画(「食べて、祈って、恋をして」)でもヒロインがローマの古いアパートを借りるんだけど、情緒があってよかったわ。

同じ歴史が古い国なのにどうしてこう違うんだろう?(明治維新や敗戦でそうなったんだろうか?)

投稿: Nobu | 2011年10月18日 (火) 12時22分

日本人って、古いモノを大切にするかと思いきや、
平気で腰巻建築なんてアホなものを作ったりして、
ホントによくわかりません。
戦争に負けて、中途半端になっちゃった感はありますよね。
今の時代、どの国もそうかもしれないけど、
個人的には古いモノも大切にして、
新たに発展していけるような
ヨーロッパ精神を支持したい。
彼の地も現実はかなり厳しいけれど、
日本の未来の姿と重なるし、
これ以上発展しなきゃいけないのか、
今持ってるもので幸せに暮らすことはできないのか、
常々、考えちゃうこの頃です。

投稿: konohazuku | 2011年10月22日 (土) 11時11分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/197391/53021813

この記事へのトラックバック一覧です: ベルリンの大人の部屋:

« 超思考 | トップページ | お米のろうそく »