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ロンドン路地裏の生活誌

ヴィクトリア時代のロンドン。

実際にさまざまな庶民のもとに足を運び、

彼らから話を聞いた

ヘンリー・メイヒューの庶民生活レポート。

江戸時代もそうだったけど、

ペテンも含めてなんでもビジネスになっていたロンドン。

食べ物、飲み物、衣類の街頭売りはもちろんのこと、

安宿や売春、清掃、ごみ拾い・回収、

煙突掃除、大道芸など、

ギリギリのところで生きている

貧しい庶民たちの生活が、つぶさに観察されている。

江戸庶民はきれい好きだったけど、

不衛生なロンドンスラムの、においやおぞましさまで漂ってきそう。

犬の糞が、革なめしに使われていたとか、

下水道掃除をしていた人たちは疫病に強く長生きだったとか、

現代ではへえ、ということがおもしろい。

もともと、貧富の差の激しい社会問題を

クローズアップしようとした新聞記事をまとめたもので、

これが労働者や貧困者の現状に世間が注目するきっかけと

なったのも確かだろう。

ヘンリー・メイヒュー、植松靖夫訳(原書房)上下巻

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