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書評

毎日曜日は新聞に書評が載る。

今年最後の日曜には、

恒例の各著名人による今年のベスト3。

だけど、翻訳ミステリなんて、一冊もあがってない。

これだけ、数ある本の中から、

翻訳ミステリをチョイスするのは至難の業かもしれないが、

それにしても、誰か一冊くらいあげてくれてもいいのに。

信じられないことに、

同じページに文芸翻訳検定実施の広告が。

はあ?

あのさあ、何千円も受験料払わせて、

文芸翻訳者を送り出しても、

今の状態じゃ、はっきり言って仕事ありませんよ。

それとも、数年後には文芸翻訳が

流行るという嬉しい予測でもあるの?

これって、健康にいいから自転車に乗りましょうと

さんざん煽っておいて、

きちんとルールも教えず、

整備された自転車レーンもほとんどないから、

いろいろ問題が起こっているのとよく似てる。

携帯電話会社のように、

煽る方はその時だけ儲かればいいから

先のことなど考えない。

こういうことがまかり通っているのだから、

出版社も、もっとえげつない方法で、

翻訳書を宣伝してみてもいいのでは?

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コメント

翻訳を教える事業って、翻訳の仕事自体が減って困った翻訳業界が考えたみたいで、景気が悪くなると増えるんだそうです(^^ゞ
(これ、去年の山岡先生の講演会でも聞きましたね)

産業翻訳も同じで、お歳を取って翻訳がきつくなってきたり、昨今の不景気で翻訳だけでは食えなくなったりしてるせいか、セミナーとか流行ってますね~

それに乗っかって他分野から特許に参入しようとしてる人もいるけど、やるなら医療がいいよとは言ってます(^^ゞ

投稿: Nobu | 2011年12月26日 (月) 12時44分

> 翻訳を教える事業って、翻訳の仕事自体が減って困った翻訳業界が考えたみたいで、景気が悪くなると増えるんだそうです

☆山岡先生の講演会「でも」ではなく、山岡さんが広めた説ではないでしょうか。今となっては叶いませんが、根拠を問いたいところです。

わたしは20年以上、小さな翻訳学校で教えていますが、翻訳の仕事が減って困ったことは一度もありません。翻訳学校の講師のほとんどは、多忙な本業の時間を割いて、出講しているのではないかと思います。報酬もけっして割のよいものではなく、感覚としては手弁当に近いです。

それでも教え続けているのは、翻訳技術の底上げによって出版状況の改善を図れないものかという気持ちがあるからです。文芸翻訳を生業にすることで自分が享受している精神的な充足感を、翻訳業界に、そして(きびしい状況を承知で)あとから来る人たちに、還元したいからです。

食えない仕事であることは、毎学期、最初の授業で必ず言っています。それがわかって、なおかつ貪欲に学ぼうとする生徒たちは、もうそれだけでエリートです。

べつにそういう内情を知ってほしいとは思いませんが、揶揄的な風説にはめっちゃ腹が立つので、長々と書いてしまいました。

「文芸翻訳検定」を支持しているわけではないので、念のため。

投稿: 東江 一紀 | 2011年12月26日 (月) 18時46分

外国のすばらしい本を紹介することで、
少しでも翻訳もの好きが増えて欲しい。
出版翻訳の世界に地道に関わっている人たち
共通の切なる思いでしょう。
そのために優秀な文芸翻訳者を育てる鍛錬は絶対に必要です。
ただ、検定云々については、
景気が悪くなると増えるのかどうかは知りませんが、
またこれか、という胡散臭さが否めない。
実力がなくて、仕事がないヘボ翻訳者のひがみですが。

投稿: konohazuku | 2011年12月27日 (火) 11時01分

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