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居心地の悪い部屋

あの名翻訳家、岸本佐知子さんが、

選んで訳した短編集。

ヘンで、わけわかんなくて、

不条理で、なんとも表現のしようがないけど、

妙にどこか忘れられないような話ばかり。

銃弾を受けて穴のあいた頭から次々といろいろなものが

飛び出してくる一種、幻想的な「チャメトラ」、

中世の城の雰囲気と謎がわたし的にたまらない「あざ」、

車で娘の家に向かっているはずの両親との

やりとりがちぐはぐな「来訪者」(誰か、解説して)、

カフカの「変身」か、川端の「掌の小説」の<片腕>を思わせる

変態物語「分身」、

何かが起こりそうですごく不穏な「潜水夫」、

すごくぞっとするホラーで、気に入った「ささやき」、

架空の大リーグ話なのだけど、ありがちでとてもおもしろかった

「喜びと哀愁の野球トリビア・クイズ」。

最初から最後まで、一切 。がない話もあり、

よくこういうことを思いつくなと感心する。

どれも、別世界に連れていってもらえることうけあい。

ジョイス・キャロル・オーツ他、岸本佐知子編訳(角川書店)

201101000100

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