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世にも奇妙な人体実験の歴史

初めて人体の解剖に着手したジョン・ハンターを始めとして、

自分の体もしくは他人の体を使って、

さまざまな人体実験を試みてきた人たちの記録。

患者の膿、血液、汚物を自ら取り込み、

どうなるか実験するその姿は、

勇気があるというか、無謀というか、

今ではとても考えられない。

しかし、人体そのものについても、

菌やウィルス、食物、寄生虫、電磁波

深海や宇宙などの人体への影響についても

まだよくわからなかった時代、

荒療治は致し方ないことだったのだろう。

どこまで人体が耐えられるか、

文字通り、命をかけた実験の数々には、

まさに度肝を抜かされる。

もちろん、今我々がもっている知識は、

先人たちがさまざまな失敗を繰り返した結果、

得ることができた賜物。

ノーベル賞をもらえたりして報われた人もいれば、

実験台になって命を落としていった

名もない庶民もたくさんいたはずだ。

麻酔もなく、手足を切断されていた時代は

それほど遠くない。

昔の人たちの飽くなき好奇心と勇気に、

ただただ、頭が下がる。

トレヴァー・ノートン、赤根洋子訳(文藝春秋)

4163754407

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