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春雪記

いやはや、なんとも脱力系のエッセイ?本。

この著者内田百閒がヘンな人なのは、

周知の事実だけど、

あまりにくだらなくておもしろくて、はまりそうです。

頭が痒いとか、どこぞの床屋がどーのとか、

寝巻きのままで火事を見に行ったとか、

誰かを迎えに行って、汽車に乗り遅れてとか、

どーでもいい話ばかりなんだけど、

これが爆笑もの。

どこか確信犯的とぼけ方が、この人流か。

こうやって、一歩引いて世間から少し離れ、

マイペースで生活できたら、どんなにいいか。

っつか、これからはもうできるんじゃないか。

この時代の本は、差別用語や

今は使わない言い方が多いけれど、

はっきり言って、感覚的にはしっくりくる。

なんでもかんでも、オブラートに包んで

当たり障りのない言葉ばかりの現代の本より、

ずっと濃厚で豊かなような気がするのは、

わたしだけではないと思う。

横文字漬けだった脳に、日本語がすがすがしい。

内田百閒(中公文庫)

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