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雲をつかむ話

作者はドイツ在住で、日本語とドイツ語で小説を

書いている。それに、なんとなく興味をひかれてる。

タイトル通り、雲をつかむような、なんだかとりとめのない話。

作者とおぼしき登場人物が、

危険を避けていたら、おもしろい体験はできないとして、

あえて犯罪者など、他人の危うい領域をさまよっていき、

それを自分のことのように取り入れていく。

ラストで、そういうことをするのは、

本当に足を踏み外す慢性の自殺だと言われ、

自分の人生は退屈で幸福なものであっていいと諭される。

現実と幻想の区別がつかなくなるような

独特な雰囲気がある。

多和田葉子(講談社)

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