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ジャンゴ 繋がれざる者

クエンティン・タランティーノ監督の最新作。

1966年の西部劇『荒野の用心棒』のリメイクというか、

さまざまな映画へのオマージュか。

南北戦争前のアメリカ。

奴隷として鎖に繋がれていたジャンゴが、

ひょんなことからドイツ人賞金稼ぎのシュルツに買われ、

引き裂かれて売られた妻を取り戻しに、

レオナルド・ディカプリオ扮する悪徳農園主キャンディのもとへ

乗り込む、というのが大筋の話。

前半は、口八丁手八町のシュルツが、

銃の腕がたつジャンゴと共におたずね者を捜し歩き、

ぶっ殺して賞金を荒稼ぎしていくという、

タランティーノ的軽快なノリ。

後半は一転して、妻が売られた先、

キャンディの屋敷に乗り込んで、

一芝居うち、妻を買い戻そうとするのだが、

手に汗にぎる緊張感でピリピリ。

最終的には、ドンパチになり、みんな死ぬという

タランティーノのお決まりパターンになる。

もちろん、本人も出演してて、華々しく死んでいく。

ふざけているというか、なんというか、

黒人とドイツ人という組み合わせもなんとなく皮肉っぽい。

前作『イングロリアス・バスターズ』もそうだったけど、

どっちが悪者か?ふとわからなくなるような作りが、

彼独特の世界だろう。

観ている者は、ナチスは悪、連合軍は善という

頭でみているが、あれれ?という感じだった。

本作も、黒人はかわいそうで、白人は悪徳という

固定観念が、だんだん???という感じになってくる。

サミュエル・L・ジャクソン扮する、キャンディ邸の奴隷頭が

同胞をいたぶる場面など、実は裏に何かあるのではないかと

思わせるほど。皮肉にあふれたタランティーノらしい作りだった。

思いっきりツボにはまったのは、

歯医者と称しているシュルツの馬車の上に

とりつけられた大きな歯の模型。

バネがついていて、馬車が進むたびに

ボヨンボヨン動くのがおかしくてしょうがなかった。

途中で馬車を爆破してしまったのが残念。

シュルツ役のクリストフ・ヴァルツは

今年のアカデミー助演男優賞受賞。

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