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バチカン・シークレット

先のベネディクト16世が、もう教皇辞める、と突然言って、

ついこないだ新たなPopeが決まったわけですが、

バチカンを包む秘密のベールは相も変わらず。

ピルも体外受精も、果てはiPS細胞まで出現してしまった今日、

いつまでも古臭いだろうという印象の否めないあの世界に

ちと興味がわいて、手にとってみた。

ロシア革命以降からの20世紀のバチカンの歴史をつづったもの。

共産主義との関係、

ムッソリーニによる建国、

ホロコーストを抑え切れなかった教皇、

ヨハネ・パウロ二世暗殺疑惑、

聖骸布騒動などなど、

よくわからないなりにおもしろかった。

神の理論は、無宗教の者が一概に言えないが、

人間が頭で考え、作り出したことではないのか。

信じることによって心の平安が保たれれば、

それで済むことなのに、

それが多分に政治的になっていくのは、

結局、バチカンにいる人間だって、

ただの人間だってことだからだよ。

ベルナール・ルコント、吉田春美訳(河出書房新社)

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