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祭り裏

不思議な本だった。

奄美の離島での作者の幼少の頃を

つづったものだけど、

子供目線で語られているのに、なんだかコワいのだ。

差別や、今だったらええ?と思うようないじめが

当たり前のようだった時代のことなので、

なんの気なしに書かれていることがそら恐ろしい。

従姉妹と一緒にひとり暮らしのおばのところを

訪ねていくのだけど、

そのおばさまがなんだかコワくてついに逃げ出してしまうという

「家翳り」いう話が、

子供の恐怖心理がよく表れていておもしろかった。

全編で方言にルビがふられているのも珍しい。

島尾ミホ(中央公論社)

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