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怪談

本屋で途中まで立ち読みしたけど、

やっぱり買ってしまった。
この人の短編怪談。
怖いというか、不思議な話。
そして、ほろりと泣けてくる。
筆者あとがきに、
子供の頃から死を強く意識してきたとあった。
でも、当然だがいまだによくわからない。
身近な人の死に遭遇すると、
深い喪失感と絶望。
それがいつしか優しいぬくもりを帯びたものに
変わっていくという。
生者と死者がつながっていると思いたいのは、
生きている者の勝手な解釈だが、
「なぜ」という問いには答えられず、
答えられないからこそ書きたいという。
それでいいのだと思う。
答えを求めて、生きている間に苦しみ悶える。
それが、人間というものを作った誰かが
人間に与えた試練なのだろうから。
この「怪談」は、怖くておもしろいわけではない。
どこにでもある、なんだかわけのわからない
モノを見てしまった、という話だけれど、
読後に自然と涙が頬を伝っているような
感覚に包まれる。
小池真理子(集英社)

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