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世にも不思議な物語

ついつい、こういう本には手がのびる。
幽霊というか、怪奇というか、
不思議な出来事を集めた短編集。
別にそれほどコワくないけど、
『再会』とか、ラストの『サリーに会ったときは』が
けっこう好きかなあ。
この本、届くのにすったもんだあった。
ポチッとしてからあまりに届かないので、
調べたら、配送業者の記録では“届けた”ことになってる。
でも、とにかく届いてないので、
発送元に連絡して、しかたがないので、
保障手続きをとるというところまでいったが、
しばらくしてから、何事もなかったかのように
ポストに入っていた。
これは、絶対に配送業者が誤配したに違いない。
配達員はきちんと投函したつもりだろうけど、
違う家のポストに入れてしまったから、
配達が遅れ、誤配された家の人が気がついて
うちに戻してくれたのだと思う。
が、発送元にしてみたら、
本当は届いているのに、届かないと
私が嘘を言って、詐欺を働こうとしたと
疑われても無実の証拠はないよね。
今まで、何十回と本を買っているけれど、
こんなことは初めて。
配達員もたくさん届けるものがあって、
忙しいのだとは思うけど、それが仕事なんだから、
もうちょっと気をつけてきちんと配達してもらいたいものだ。
レノア・ブレッソン、尾之上浩司訳(扶桑社)

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舟を編む

遅まきながら、映画のほうを観た。

ダサい、左遷だなんだとささやかれながらも、
一冊の辞書を作り上げることに心血を注ぐ人たちの話。
オダギリジョー扮する西岡が、
本ほどちゃらい感じが薄かった印象。
なにかを手作業で作りあげる、ということは、
時間やテマがかかり、儲けにならないことが多い。
翻訳などもそうだが、金に換算したら、
出血大サービス状態でも、
それだけでははかれないものがある。
なんでもパッとできちゃって、
リセットも簡単な仮想現実の世界なんか、
くそくらえ。人生、やっぱり手作業なのだと
つくづく思わせてくれる。
人口も減り、もうこれ以上なにを進歩させるのか
成熟し尽くしてしまった感のある日本も、
もっと定常型社会というものを
考えていったらどうか。
それには、こうした手作業の良さをもっと見直してはどうか、
便利さばかりに流れて
消滅させてしまってはいけないのでは、と少し思う次第。

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リスボンに誘われて

ベルンで教鞭をとる教師が

偶然一冊の本を手にしたことから、
急に思い立ってリスボン行きの列車に飛び乗ってしまう。
今は故人となっているその本の著者の足取りを追ううち、
ポルトガルの独裁政権に対する70年代のレジスタンス運動の
ことがわかってくる。
そこに関わった著者をはじめ、仲間たちのその後を
憑かれたように追い求め、自分のつまらない人生を
改めてふりかえる主人公に、
リスボンの風景が色を添える美しい映画。
なんのことはない、よくあるストーリーなのだけど、
なんていっても、歴史が刻み込まれたヨーロッパの風景が秀逸。
いつも思うのだが、
家の傷だらけのドアや窓枠を、ペンキを塗り直し、
修繕を重ねて何百年も使っている様子。
決して、“新品”ではないけれど、
別に構わないという心意気。
うまい言葉で表現できないけど、
どうにも惹かれる味わい。
ヨーロッパ映画を観ると、いつもそうしたことを感じる。
セットではない風景がそれだけで、ひとつの絵になり、
ストーリーの一部となって語りかけてくる。
出演者は、ジェレミー・アイアンズ、
お久しぶりのシャーロット・ランプリング、
ブルーノ・ガンツ、クリストファー・リーと
それは豪華キャストでした。

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江戸城探訪

例の如く、博士家たちの先導のもと、

今回は江戸城(皇居)をぐるりと散策ツアーに。
大昔、大手町界隈に勤めていたというのに、
大手門からくらいしか入ったことがなくて、
周辺のことをなにも知らないで終わってしまった。
今回、江戸城は家康が建てたのではないと
初めて知って、自分の無知ぶりを改めて知りましたです。
15世紀に太田道灌が建てた居城に
1600年に天下をとった家康が入城したのでした。
帝国ホテル横の鹿鳴館跡から、
日比谷公園を抜け、日比谷見附などの石垣を見て、
GHQが接収した第一生命ビルや

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桜田門(大老井伊直弼が暗殺された桜田門外の変)

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二重橋

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坂下門(井伊大老の後継者安藤安藤信正が襲撃された
坂下門外の変)
さらに大手門から中に入り、

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控えの者が詰めた番所や書院門跡、

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現存する櫓のうちもっとも古いもののひとつ富士見櫓

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松の廊下跡
廊下といっても畳敷きの立派な部屋のようなものだったとか。

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天守閣跡
明暦の大火で焼失してしまったそうで、
黒い煤のあとのついた石もあった。

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この後、北の丸公園を経由して、

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平将門の首などを安置していたといわれる
ビルの谷間に鎮座する築土神社、

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縁結びのご利益で大人気の東京大神宮に寄って、
いちおう?いい仕事の縁がありますようにとお参りし、
最後に飯田橋そばの牛込見附で終わり。
それにしても、江戸城って広すぎ。
全体を完全に把握していた人なんかいたのだろうか。
今は建物はないけれど、当時はそれこそ廊下や部屋が
迷路のようになっていて、関係者すら迷子になりそうだし、
中でなにが行われていてもわかりゃしない。
いまだにアンタッチャブルなところはたくさんあるわけだし、
掘ればいろいろ出てきそうなミステリアスな場所でもある。
で、例の如く、反省会と称して近くの神楽坂の店へ。

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一見さんお断り風の門構えで、
さすが神楽坂とびびったけど、
中はこーんなに超庶民的な居酒屋でござった。

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最近、知らない道を歩いてみたいわたくしメとしては、
大変に有意義でおもしろい半日でございましたよ。

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箱根

久しぶりに箱根に行ってきた。

早雲山の天空の宿で、硫黄泉につかってきますた。
大涌谷から駒ヶ岳まで、ちょっとしたハイキングで
汗を流した。
まだ紅葉には早いし、ウィークデイだったのに、
けっこうな人。
やっぱり、都心から比較的近いせいか
箱根はいつでも人気だ。
が、いつも腹がたつのは
小田急と西武など各鉄道会社の縄張り争い。
箱根フリーパスなんか買ったって、
あれはこのロープウェイは使えません、
船はここまで、とまったくフリーパスの体をなしてない。
客のことをまったく考えてないようだ。
とはいえ、
温泉が多彩、海が見え、山歩きはできるし、
魚もうまいといういいロケーションではある。
神奈川県民だと、箱根はあまり旅という感覚ではないな。

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大涌谷。すごいのお。噴火しなくてよかった。

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登山道には噴煙が。急いで通り過ぎないと

うっかりするとあの世行き。

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今回は富士山がきれーに見えますた。

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駒ヶ岳山頂より、相模湾。

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芦ノ湖。

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湖畔の営業部長どの。お務めご苦労さまでございます。

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やっぱ、ご当地ビール。

旅は楽し。

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わたしのマーガレット展

これも年齢を感じさせられる企画だが、

子どもの頃に夢中になって読んでいた
集英社の月刊マンガ雑誌、「マーガレット」、
「別マ」が50周年なんだそうだ。
大好きだった年上の従妹の家に
別マやりぼんとかがたくさんあって、
それこそ貪るように読んだものだ。
で、トイレ展ついでに
六本木の森アーツセンターに足を伸ばした。
オスカルさまから、エースをねらえ!、
古賀新一の懐かしい白ヘビホラーまで、
読んだことない知らない作家も多かったけど、
懐かしくてうるうるしそうになった。
来ている客は、50~60代くらいのオバさまから、
コスプレ風ギャルまで、圧倒的な女子率。
ただ、入ったとたん順番待ちさせられて、
別にたいしたことない50周年ビデオを4分間見せられ、
内容的にもごくフツーの企画のわりには、
ショバ代なのか、著作権のせいなのか
1800円という入場料はちと割に合わない気がした。
10月19日まで。

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トイレ? 行っトイレ!~ボクらのうんちと地球のみらい

子どもの頃から、トイレというものに

並々ならぬ関心があった。
年齢がバレるが、昔の家はぼっとんトイレだった。
あの深淵は、子ども心にものすごく
ミステリアスで、怖くて、不思議で、
それでもなんだかのぞいて見たい、
なんとも不可解な存在。
それは、自分の家のトイレでなくても、
親戚の家とかのどこの家でも同じ。
もう今はないけれど、よく遊びに行った
従妹の家でなにが一番印象に残っているかというと、
やはりトイレだった。
それが、今の実家がある家に引っ越してから、
水洗トイレになった。
それはわたしにとって、戦前と戦後の変化と同じくらい、
世界観が変わった瞬間だった。
生産したものが、ごうっと流れる水と共にあっという間に
見えなくなっていく物理的変化が
どうにもおもしろくて、来訪者があると、
みんなをトイレに引っ張っていって
すごいでしょ!とその流れる様を披露していたらしい。

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というわけで、ピピッと食指が動いたこの展示会。
お台場にある日本科学未来館で開催されている、
トイレを通して社会問題や地球環境などを学ぶという企画展。
万人に必要なものなのに、なんだか忌み嫌われる
トイレくんにスポットあてている。
子ども向けに構成されているけど、

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こ~んな雅なトイレの展示がなんとも素敵でした。
日本の現在の下水道完備率が76%というのには
ほぼ100%なのかと思っていたので、
ちょっとびっくりした。
当然のことながら、東京、大阪など大都会は
ほぼ完備されているのだけど、
40~50%という都道府県もある。
今の若い人はぼっとんトイレなんか知らないでしょ、
なんて言っていたけど、案外そうでもないのかも。
いや、けっこうおもしろかったです。
10月5日まで。

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