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リスボンに誘われて

ベルンで教鞭をとる教師が

偶然一冊の本を手にしたことから、
急に思い立ってリスボン行きの列車に飛び乗ってしまう。
今は故人となっているその本の著者の足取りを追ううち、
ポルトガルの独裁政権に対する70年代のレジスタンス運動の
ことがわかってくる。
そこに関わった著者をはじめ、仲間たちのその後を
憑かれたように追い求め、自分のつまらない人生を
改めてふりかえる主人公に、
リスボンの風景が色を添える美しい映画。
なんのことはない、よくあるストーリーなのだけど、
なんていっても、歴史が刻み込まれたヨーロッパの風景が秀逸。
いつも思うのだが、
家の傷だらけのドアや窓枠を、ペンキを塗り直し、
修繕を重ねて何百年も使っている様子。
決して、“新品”ではないけれど、
別に構わないという心意気。
うまい言葉で表現できないけど、
どうにも惹かれる味わい。
ヨーロッパ映画を観ると、いつもそうしたことを感じる。
セットではない風景がそれだけで、ひとつの絵になり、
ストーリーの一部となって語りかけてくる。
出演者は、ジェレミー・アイアンズ、
お久しぶりのシャーロット・ランプリング、
ブルーノ・ガンツ、クリストファー・リーと
それは豪華キャストでした。

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