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服用禁止

仲間のひとりが突然死んだ。

砒素が検出されたことから、
殺人か?と大騒ぎになったが、
本人の手紙が発見されたことから、
自殺という見方が濃厚になった。
が、ここでミステリが終わるわけはない。
最後に明かされる事実は、
複雑に絡み合った人間関係の綾だった。
携帯もないひと昔前の話だが、
やはり、こうした古い時代のミステリのほうが
おもしろい気がする。
ドンパチなど、派手な描写がなくても
十分に読者を惹きつけられる力がある。
最近、海外ミステリから少々遠ざかっていたが、
あらためておもしろいと思った。
復刊ものが流行っているのもうなずける。
アントニー・バークリー、白須清美訳(原書房)

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ハンナ・アーレント

観はぐっていたので、DVDかりてきた。

戦時中、ユダヤ人であるハンナは
ヨーロッパを離れてアメリカへ。
有名な政治学者となって今は幸せに暮らしている。
そんなとき、ナチの戦犯であるアイヒマンの
裁判を傍聴することになる。
死刑の判決を当然と喝采する世間に対して、
アイヒマンは考えることをやめて命令に従っただけの
ただの凡人というレポートを発表し、
ナチを擁護していると大ブーイングを浴び、
あげくのはては親しい友人まで離れていく。
しかし、その主張は、誰でもアイヒマンになりえる
悪の凡庸さを説き、単に悪を抹殺すれば
それでいいという問題ではないことを示している。
非常にわかりやすくてすばらしい
彼女のスピーチを引用したい。
「(アイヒマンを)罰するという選択肢も、許す選択肢もない。
彼は検察に反論しました。
『自発的に行ったことは何もない。善悪を問わず、
自分の意志は介在しない。命令に従っただけなのだ』と。
世界最大の悪は、平凡な人間が行う悪なのです。
そんな人には動機もなく、信念も邪推も悪魔的な意図もない。
(彼のような犯罪者は)人間であることを拒絶した者なのです」
「アイヒマンは、人間の大切な質を放棄しました。
思考する能力です。その結果、モラルまで判断不能となった。
思考ができなくなると、平凡な人間が残虐行為に走るのです。
〝思考の嵐〟がもたらすのは、善悪を区別する能力であり、
美醜を見分ける力です。
私が望むのは、考えることで人間が強くなることです。
危機的状況にあっても、考え抜くことで破滅に至らぬように」
社会で生活していく上で、
組織の中で“できません”と言えないことはたくさんある。
上から言われたとおりにやるのが無難なのも現実だけれど、
“考えなくてもいい社会”に、危機感を持つ、
持たねばならないということだろう。

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駿河湾クルーズ

くじ運の悪いわたしだが、

珍しく日帰り旅行が当たったので、
老母を連れて行ってきた。
駿河湾を軽く一周というものだが、
まったく関係のない宝石屋などに、
お買いものツアーに強制連行されるのは
お決まりのパターン。
知らない町に行くのは大好きだし、
おじいやんが断固として裏だと言って譲らない
静岡側からの富士山を眺めてきました。

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天気が良くて暖かく、旅日和でした。

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柿田川公園というきれいな場所があって、
そこの富士山の湧水が、それはきれいだった。
もしかして、パワースポットか?

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ランチはこんな魚介の炭火焼で
さすが沼津という感じだったけど、
けっこう時間がおせおせで、
昼ビーできなかったのが残念であった。

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ドラキュラZERO

ルーク・エバンスのドラキュラ。

観ないわけにはいかない。
ドラキュラ伝説のモデルになった
実在の人物、ワラキアの王ブラド・ツェペシュ。
敵兵を串刺しにした残忍さばかりが強調されるが、
オスマントルコの猛攻撃から
自国民を守るために尽力した英雄。
この映画の中では、圧倒的なオスマン帝国軍に
1000人の少年を兵士として差し出せと
無理難題を突きつけられて、
やむにやまれず、闇の悪魔に魂を売り渡し、
その代わり、強大な力を得るというもの。
コウモリの大群がオスマン軍に襲いかかる場面など、
ものすごい迫力満点の映像だった。
ルークさま、満喫状態でした。
それにしても、イケメンにゲイの人が多いのは
けっこうおもしろい。

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