野辺送り
ちょいと緊急仕事を片付けて、
実家のネコの野辺送りに行ってきた。
つい、数日前まで生きていたのに、
冷たく固くなって、もう機能していない体が嘘のようで、
でも、顔はただ眠ってるみたいだし、
毛並なんかも生きてるときと変わらずすべすべしてて、
撫でていると、お腹が動いて呼吸をしているのではないかと
錯覚するほど。
生と死の境とはこんなに簡単に越えられてしまうものなのかと
あらためて思う。
両親が入っている互助会みたいなのの
契約会社の葬儀屋さんが、夜来てくれたのだけど、
ただ、引き取って、その他大勢と一緒に焼いちゃうだけなのかと
思っていたら、湯灌からお経まで本格的。
すごくびっくりした。
自分もこんな感じでいいやと思ったくらい。
来てくれた代表の人はまだペットセレモニーの仕事を
始めて日が浅いという若い人で、
自身が飼っていたワンちゃんが死んだときに、
あまりに悲しい扱いだった経験があって、
それが仕事のベースになっていると言っていた。
ちゃんとお線香あげて、丁寧に扱ってくれて、
焼き窯のついたバンで、個別に火葬してくれる。
2時間くらい、住宅街から離れた場所で焼きを済ませて、
きちんと骨壺に入れて、ちっちゃな位牌までつけて、
届けてくれた。少量の遺骨を入れるキーホルダーも
サービスしてくれて、ホントに恐れ入るばかり。
ベルちゃん、向こうでも自由に楽しく遊べるよ。
もう、おむつもいらないし、足をひきずることもない。
今まで17年間ありがとう。決して忘れないよ。
息をひきとる直前の写真。
とても死んじゃうとは思えない顔。
母の話によると、赤ちゃんの顔に戻ったそうです。
在りし日のお嬢さまと遺髪。
しばらく、うじうじしそうです。
葬儀屋さんはウェイビーという会社。
神奈川中心に営業しているようだけど、
遅い時間まで、丁寧に対応してくれて、
なにより遺族の気持ちに寄り添ってくれたことが
ぐっときちゃいました。
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