怖い系

江戸妖怪大図鑑

夏恒例、谷中の全生庵の幽霊画は
今年も欠かせないが、
お化けついでに、原宿の太田記念美術館でやっている
江戸妖怪大図鑑展に行ってきた。
さまざまな化け物、幽霊、妖術使いを表した浮世絵を
3期に分けて展示している。
ユーモラスなものから、洗濯物を幽霊と間違えて
ひっくり返って驚く市井の人々の姿なども描かれていて、
かなりの点数だ。
やはり、恐れ(畏れ)はいつの時代でも
人の生活とは切っても切れないものなのだ。
日が落ちれば真っ暗になり、明かりの乏しかった昔、
今よりもずっとずっといろんなことが怖かったことだろう。
だが、今は一晩中明かりがついているがゆえに
人間そのものがもっと恐ろしいものに化けている。

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妖怪ツアー

だいたいこういう怖い系は会期が夏休みいっぱい。

今週末までなので、慌てていっぺんに3件回ってきた。

急に涼しくなったせいか、喉が痛くて調子が悪く、

リポDを飲んで、馬力つけていざ妖怪ツアーへ。

まずは、横浜そごう美術館の「幽霊・妖怪画大全集」

去年、福岡でやっていたもので、

すばらしいコレクションでした。

あまり見慣れない数多くの掛け軸がなかなか。

昔は今よりわけわからないものが多かったと思うが、

こうした人間の想像力を考えると、

想像ではなく、実際に見た(いた)のではないかと

信じたくほどだ。

いやあ、楽しい。このユーモアがなんとも楽しいではないか。

次は東京に出て、三井記念美術館の「大妖怪展」

横浜と重複しているものもあったけど、

鬼の面がずらりと並んでいるのがよかった。

あそこ、初めて入ったけど、すごいリッチで濃厚な場所。

すごい金もってるって感じ。

エレベーターだって、こんな感じだし。

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そして、なんといっても夏の締めはここ。

谷中・全生庵の幽霊掛け軸。

今日はいつもとは逆、

日暮里の駅から谷中の墓地の中を歩いて向かった。

平日だというのに、けっこう人がはいっていた。

音声ガイドなんて、去年はなかったような・・・・・・

というわけで、妖怪三昧な日でございました。

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次はこんな展示が・・・・・オスカルさまですと!

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本所怪談ツアー

読書『幽』の編集長、東氏と

視えちゃう作家、加門七海氏を中心とした

怪談ツアーに参加してきた。

今年は本所ツアー。

錦糸町から、両国の北側を中心に、

置いてけ堀をはじめ、送り拍子木、足洗い屋敷、

送り提灯など、本所七不思議にまつわる場所を歩いた。

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まずは、置いてけ堀の主と言われている河童像。

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『幽』とコラボしている、歴史ある松徳硝子さんの工房見学。

写真ではよく見えないけど、こんな素敵な妖怪グラスがある。

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お土産にちっさいのを一個いただいたいのだけど、

繊細で素敵なグラスばかり。

有名なうすはり以外は、お値段もお手ごろデス。

鉄鋼会社と同じで、炉の火は落とせないので、

休みの日でも誰かが必ず出勤しているなどという話が

興味深く、日本の職人の底力をここでも感じた。

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いかにも出そうな、大横川親水公園内の葦群と柳。

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おや、化け猫か・・・・

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最後は大川(隅田川)に出て(写真は柳橋付近)、

昔はよく土左衛門があがった百本杭とか、

片葉の葦の舞台になった場所とか、

このあたりで・・・・・という説明を受けながら、

垂涎ものの、大変におもしろいツアーだった。

東京、特にこの界隈は、

江戸時代などはまだまだ暗く、寂れていて、

それでなくても怪異の多発した場所だったのに加えて、

関東大震災、東京大空襲などで

多くの人が亡くなっている。

怪談で有名な作家などもたくさん住んでいた

いわゆる“ひきつけられる”土地柄なのだろう。

現在は、高層マンションなんかが建ってしまって、

面影もないところも多いが、それでも垣間見える

ちょっとした古いものが、往時をしのばせる。

今、この瞬間に、当時にタイムスリップしてみたい

気分になる。

いやあ、相変わらず楽しかった。

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さらに嬉しかったのは、

お土産にもらったこの妖怪手ぬぐい!

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恒例、全生庵

今年も行ってきました。

谷中・全生庵の幽霊画ツアー。

今年はまた、参加メンバーが増え、

年々、秘かに認知度が上がってる?

年毎に、少しずつ出展されているものが変わり、

毎年行っても飽きない。

えもいえぬほど美しい幽霊もいるかと思えば、

リアルにコワい幽霊もいるし、

人の姿ではなく、もので表現したりと、さまざま。

描いた人の想像力には、毎年のことながら感心する。

あの時代、一般の人が人の骸を目の当たりにするのは、

今よりもずっと多かったことだろう。

ちょっと田舎へはずれれば、道端に行き倒れの死体があり、

病気などですぐに死んでしまっただろうし、

土葬だったから、豪雨でもあろうものなら、

こんにちはしてしまったりしたこともあっただろう。

そして、実際に生のない人間が朽ちていくさまを

その目で見て、臭いをかぎ、

時には触れてしまったこともあったかもしれない。

今よりも死がずっと身近だったはずだ。

残されているこれらの掛け軸は、

そこからの想像力の賜物なのだろうか。

思いは尽きない。

下町行ということで、

久しぶりに浴衣で出かけてみた。

30年くらい前に、友人が縫ってくれた浴衣。

重宝してます。

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『ナイトランド』創刊イベント

ホラー&ダークファンタジー専門誌

『ナイトランド』の創刊を記念したイベントに行ってきた。

けっこう盛況で、席は満杯。

まずはラブクラフトからでしょう、ということで、

クトゥルフ神話中心の話題。

ホラーに限らず、ミステリなど書籍の世界は、

提供側も、受け手側もディープな人が多く、

どちらかというと、単純なゴーストストーリーが好きな私には、

半分くらいついていけない部分もあったけど、

なかなか、おもしろかった。

っつか、つくづく自分はトーシローの域なのだと痛感。

でもね、あんまりディープ過ぎても、

一般の人には広がらないよね。

といって、上澄みすくった程度だと、玄人にはそっぽ向かれる。

クトゥルフは、今、ゲームの世界で流行ってるらしいから、

ラブクラフトを知らない人でも、

知名度はあるみたいだけど。

何でも、ゲームがらみじゃないと、売れないのかなあ。

四方八方、床から天井までの本棚、

なんて世界はもう古いのか。

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ナイトランド

ホラー&ダーク・ファンタジー専門誌『ナイトランド』が

今月、創刊された。

コワい系というと、飛びつくわたくしメ、

早速、定期購読の申し込みをし、

創刊号が手元に届いた。

去年の暮れ、ミステリ忘年会で、

関係者のひとりから、この話をうかがっていたので、

楽しみに待っていたのだ。

埋もれた怪奇譚、幽霊譚諸々を

掘り起こそうというものなので、

これからも、大いに楽しみ。

クールベタッチのジャケも、なかなかいい。

発行元は、九州の出版社だが、

こういう専門誌を出すということは、

まだまだ、コワい系ファンがいっぱい隠れているということ。

頼もしいばかりだ。

一部書店にしか置いてないので、

ご用命の方は、下記ホームページより、

ぜひ、どうぞ。

http://www.trident.ne.jp/j/

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幽霊画

毎年恒例、谷中は全生庵の

幽霊画ツアーに行ってまいりました。

今年は土曜日だったせいか、

または隅田川の花火大会と重なったせいか、

いつになく人が多かった。

毎年見てますが、飽きないね~。

今年は落款に注目してみた。

作者のサインの下に押してある赤い印鑑ね。

それぞれ違うし、記号みたいなのもあっておもしろい。

作者不詳の作品に落款がないのはわかるけど、

実は有名な応挙のこの絵にもないのを発見。

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どうして応挙の作だとわかったのかなあ?

もし違ったら? なんて思うと面白い。

これで夏の恒例行事も終わってしまったか。

その後、谷中墓地を通って日暮里に出て、

駅前のサイゼリアでさんざっぱら飲み食いしたのだけど、

なんと、お会計は3人で5000円代!

マジか、これ?

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テレビの怪

つい最近まで使っていたパソコンのテレビが、

いきなり電源が落ちたり、消えてたのについたりして、

怪奇現象?があったのはどっかに書いた。

このたびの地デジ化で、

しかたなく液晶テレビを買ったのだけど、

昨日いきなりつけてた画面が消えた。

げ、もう壊れた? はたまた怪奇現象か?と思ったら、

まわりが暗くなると、自動的に画面が消える

節電モードになってるのでした。

テレビだけつけて、部屋の電気を消したため、

それに反応した次第。

便利なものって、結構コワい。

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深川怪談ツアー

とてもおもしろいツアーに参加してきた。

愛読書『幽』の編集長東さんがツアコンで、

清澄白河から、門前仲町あたりまで、

いわゆる、いわくありげなスポットを歩き回るというもの。

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赤坂与力の妻の亡霊が出るという霊厳寺。

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深川閻魔堂

結局ひとつになってるはずだけど、

お願い事によって賽銭を入れる穴が違うというのが笑えた。

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何の意味もない失敗写真みたいだけど、

三角形の土地には怪が宿るという

いわくつき三角屋敷があったという場所。

今は普通の高層ビルが建っちゃってるけど、

この一角になにやらコンクリで塗り固められたような

廃屋のような民家があり(有人)、非常に不気味。

その他にも鶴屋南北の墓や、於三稲荷など、

この界隈に限らず、東京はホントにコワいスポットには事欠かない。

昔は海から直接つながる水路が縦横無尽に走っていて、

舟で荷を運んでいた東京。

今はその川のほとんどをつぶしてしまい、

暗渠になったりしてるわけだけど、

やはり川というものは、まっすぐでない流れのところに、

物の怪がたまるものらしい。

のっぺらぼう、三つ目小僧、舟幽霊など、

水にまつわる妖怪話が多い海浜公園あたりから

川べりを歩き、いくつか橋を渡ったが、

満潮のせいか、なんだか異様に水位が高くて、

生きてるような水がどよんと目の前に迫ってきて不気味だった。

東京に限らずどの地域でも、今よりもずっと

死んだ人の数は多かっただろうし、

大震災や大空襲などで無残な死に方をした人もたくさんいた。

こうして朽ちていった名もない昔の人たちが、

確かに生きていて、この地で生活していたからこそ、

今の私たちがこうしている。

視えちゃう作家、加門七海さんも参加されていたけれど、

各所で丁寧に頭を下げて、手を合わせていた姿が印象的だった。

ツアーが終わった後、参加者で麦とろ飯を食べて

解散したのだけど、

その席で、海外にもコワい幽霊話はたくさんありますから、

そうテの企画の際はよろしく、と図々しく営業をかけてみた。

当たって砕けろだ。

清澄白河のあたりは、谷中と似た寺町で、

墓の占有率がダントツなのだけど、

古い木材を使った建物もいまだに健在で、

いかにも出そうなそんな家と、新しいマンションが

ぴっちり肩を寄せ合ってごちゃごちゃ建っているところが、

なんだかとてもおもしろい。

このかなりムリムリな感じが、

危うい均衡の上に立っている東京を表してるような。

この近辺ではないが、

隠亡掘の位置は、悪い場所なので、

はっきりここだと特定しないでおくと

東さんが言っていたのが、非常に気になった。

普段はめったに足を運ばない深川だけど、

飲み屋なんかも江戸風情がありそうで、

ぜひまた訊ねたい。というわけで、こんな土産を。

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大変楽しい一日でした。

こんなものももらった。深川怪談巡礼団Tシャツ。

一見、何書いてあるのかわからなくて、

なかなかいい。

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今年も全生庵

で、昨日は出たついでに

恒例の全生庵幽霊画ツアーに。

虫干しを兼ねて8月のみ展示される

円朝コレクションの幽霊画を毎年拝みに行っている。

50幅ほどの展示品目が、毎年少しずつ入れ替わっていて、

何度、足を運んでも飽きない。

画風、筆使い、構図すべてがおもしろい。

いったいどういう思いで描いたのか、

依頼主はどういう思いで頼んだのか、

思いをはせると、さらに楽しい。

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それにしても、この住宅展示場のようなのぼり。

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